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病理診断コンサルテーション・サービス

更新日:2016年02月01日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2016年02月01日 更新しました。
2014年06月03日 更新しました。
2006年10月01日 掲載しました。
病理診断困難症例の病理診断確定などについて、全国のがん診療連携拠点病院の病理医の方々から、各臓器がんに精通する病理医への病理診断についての相談(コンサルテーション)をお受けします。コンサルテーションを希望する標本をお持ちの方は下記の点を踏まえて、「5.コンサルテーション依頼の仕方」に従ってご依頼ください。オンラインサービスをご利用希望の方は「4.オンラインサービス利用申請について」を読んでいただき、最初に登録の申請をお願いいたします

1.CIS病理診断コンサルテーション・サービスについて

がん対策情報センターが提供するこの「CIS病理診断コンサルテーション・サービス」は、がん診療連携拠点病院において、がんの病理診断に従事している病理医の方々を支援するものです。拠点病院の病理医の方々は、さまざまな臓器・領域のがんの病理診断に従事されていますが、日常の病理診断業務の中では、その臓器・領域の専門家でないとなかなか診断の難しい病変に少なからず遭遇いたします。また、それぞれの診療科から要求される病理診断の精度は日々高まり、病理医診断にも高い専門性が求められるようになってきています。そこで、各臓器がんの病理診断の経験が豊富な病理医にコンサルタントとして協力をお願いし、より診断精度の高い診断意見を提供していただき、がん診療連携拠点病院の病理診断支援を行うことが最大の目的です。

各病院から診断意見を求めてこのサービスを依頼される病変の中には、正確ながんの診断を行う上で、病理医が是非、経験しておくべき教育的示唆に富む病変、注意すべき病変、希少病変などが多いはずです。こうした貴重な経験を病理画像アーカイブ情報として整理し、全国の病理医が共有できるように、データベース化していくことも、本サービスの目的です。

全国の病理医の方々には、CIS病理診断コンサルテーション・サービスを存分に利用していただき、本サービスをわが国における病理診断の均てん化に役立つシステムに育てていただければと願っています。

2.このサービスのしくみ

このサービスのしくみ

3.利用にあたってご了解いただく事項

1)利用できる方および対象標本について

病理診断の支援対象者の方は、主にがん診療連携拠点病院に属する病理医の方々です。病理医の方々の中で、病理診断の確定が難しいと考えられる症例等(生検標本・手術標本の組織診断)を専門家に相談したい方からのコンサルト依頼をお受けします。手数料は無料です。患者さんご本人やご家族などからの直接のご依頼はお受けできません。常勤の病理医の方がいらっしゃる病院は、必ず病理医を介してご依頼ください。

【当サービスの対象にならない症例】
・ 明らかにがんではない症例
・ 医療過誤および裁判係争中に関する症例

2)個人情報保護について(重要)

本サービスのすべてのプロセスにおいてオンライン情報は暗号化され安全が確保されます。依頼者は、患者の特定につながる情報(氏名、イニシャルなど)を依頼書やプレパラート、その他添付資料に記載しないでください。病理診断に重要と考えられる情報(居住地、職業等)を用紙に記載する場合でも、患者の特定につながらないようにご配慮ください。プレパラートには、依頼書と照合可能な標本番号のみを鉛筆で記載してください。

事務局で受け付けした依頼症例には、事務局にて独自の受付番号(CIS番号)を発行します。事務局では、コンサルタントが参照する依頼書や各資料の中では個人を特定できる項目を抹消して、事務局が発行した受付番号のみを伝えます(匿名化)。したがって、診断意見報告書は受付番号によって作成されます。

依頼症例の中より、診断意見報告書提出と同時に、教育的価値が高いと思われる症例がコンサルタント、あるいは事務局から推薦されます。推薦された症例は、国立がん研究センター内の評価・審査を経て、「がん診療画像レファレンスデータベース」に登録され、インターネットを通じて一般に公開されます。推薦症例はすべて受付番号のみで扱われ、患者個人情報保護に十分配慮されます。推薦された症例の登録にあたっての承諾の是非については、依頼書に記載をお願いしていますが、実際に症例が推薦され登録される場合は、再度推薦の許諾について事務局より依頼者(依頼施設)に確認をいたします。

3)コンサルタントについて

本サービスのコンサルタントとして、各臓器・領域のがん病理診断の専門家に協力をお願いしています。主として国立がん研究センターおよびがん診療連携拠点病院の病理医の方々に、事務局より診断依頼をし、さらに一部はそれ以外の外部専門家の協力も仰いでいます。コンサルタント一覧をご覧ください。

事務局が、依頼症例の診断意見を作成するのに最適なコンサルタントを選出し、診断意見の作成をお願いします。コンサルタントを指名したい依頼者は、指名欄からご指名いただければ、ご希望に添えるよう努力いたします。

コンサルタントから依頼者へ、臨床情報提供などに関して直接連絡をとる場合がありますのでご協力ください。ただし、追加標本・資料などを送付する場合は、ご面倒でも必ず事務局を通して「匿名化」の手続きを受けてください。

4)診断意見報告書について

本サービスで提供される診断意見報告書は、各依頼施設における病理診断報告書作成過程での参考としていただきますが、施設診療記録としての病理診断報告書に代わるものではありません。各施設における病理診断の最終責任は依頼者にあります。

5)コンサルト症例の二次利用について

推薦された教育的価値が高いと思われる症例を受け、依頼者の許諾を得たのち、国立がん研究センター内の評価・審査を経て「がん診療画像レファレンスデータベース」に登録します。「がん診療画像レファレンスデータベース」は、医療従事者向け情報としてインターネットを通じて一般公開されます(上記「2)個人情報保護について」をご参照ください)。匿名性は一貫して保持されます。

6)一般的な注意について

コンサルタントからの診断意見報告までは、依頼受け付け後およそ2週間前後を要するものと予想されます。

診断の最終責任は依頼者にあることに留意してください。

コンサルタントには無報酬で検討と診断意見報告を依頼しますので、コンサルタントにとって過度の負担とならぬよう、的確な依頼書の作成と標本の送付を心がけてください。また、過度の枚数の標本の送付、所見の記載不備などが生じないようご配慮願います。

診断意見報告書の回答の遅延、その他の問い合わせは事務局までお願いいたします。

4.オンラインサービス利用申請について

診断依頼、診断意見報告、フォローアップ情報の登録と閲覧などのオンラインサービスは、事前登録ユーザーのみを対象としております。利用希望者は要領に従って利用申請してください。事務局でご利用者の確認を行ったあと、迅速にユーザーID、パスワードを発行します。登録は1日程度で完了します。ご不明な点は、事務局までご連絡ください。なお、メールアドレス1つにつき1人の登録になります。同施設で複数名登録される場合は、人数分のメールアドレスが必要になります。

申請登録にあたっては、事務局あてのメールアドレス pathconsult@ml.res.ncc.go.jpをクリックし、このフォームに登録のための必要な項目を明記して送信してください。事務局でユーザー登録の手続きを行います。

5.コンサルテーション依頼の仕方

コンサルテーションしたい標本をお持ちの方は、下記に留意して登録してください。登録はオンラインのみといたします。ご利用には事前登録が必要ですので、未登録の方は上記「4.オンラインサービス利用申請について」をご参照ください。なお、従来のPDFまたはワード形式ファイルの診断依頼書による登録の受け付けは終了いたしました。本サービスの円滑な運営のため、オンライン登録をお願いいたします。

1)診断依頼登録 必須

がん診療支援システムにログインし、診断依頼登録画面で必須事項を漏れなく、また、コンサルタントとして希望される方があれば、「コンサルタント希望有無」より選択してください。適切な診断意見報告書を得るためには、特に病理診断の問題点や疑問が明確になるように記載してください。

なお、コンサルタントの施設によっては特殊染色(FISH等)の診断はご希望に添えない場合がございますのでご承知おきいただきますようお願い申し上げます。

依頼書には患者の特定につながる患者氏名やイニシャルなどは記載せず、標本番号(送付プレパラートと照合可能な番号であること)のみを記載してください。

2)プレパラートもしくはバーチャルスライド画像 必須

コンサルテーションを受けたい標本につき、(1)(2)両方をご用意ください。

 (1)HE染色標本2枚
 (2)免疫染色用の未染標本15枚
 (シランコートされたスライドグラスで作製されたもの)
バーチャルスライド画像のみの診断もお受けいたしますが、症例によっては標本を送付いただく場合があります。

送付いただいたプレパラートは、残余未染標本も含めて原則として最終的にはコンサルタントの手元に保管されます。
*どうしても未染標本が用意できない場合は、事務局へご相談ください。

送付に際し、プレパラートが破損しないようケースやパッキングなどを利用して荷造りするなど十分注意してください。また封筒の破損、標本とケースあるいは標本同士の粘着も多く見受けられるので注意してください。患者の特定につながる患者氏名やイニシャル、カルテ番号などは記載せず、標本番号(依頼書記載と照合可能な番号であること)のみを鉛筆でプレパラートに記載してください。

下記連絡先に記載されている、「CIS病理診断コンサルテーション事務局」まで郵送してください。その際、書留(簡易書留可)・ゆうパック・各種宅配便など配達の確認や追跡が可能な方法で送付ください。

返却希望の標本がある場合、着払いや送料相当の切手を同封するなど返却費用は依頼者が負担してください。
また、返却希望標本は、ケースを分けるなど返却不要標本と混同しないようにしてください。

3)依頼書に付帯する臨床資料

依頼者は、診断の参考となると思われる肉眼写真、X線写真、電顕写真なども可能な範囲でご用意の上、依頼書・標本とともに送付してください。特に骨腫瘍の場合X線写真、CT、MRIなどの画像は必須です。紙面での送付を含めて媒体や形式は問いませんが、できるだけ電子ファイルで送付してください。ただし、原則として返却はできません。複製していただく等ご注意ください。

送付資料には、患者の特定につながる情報(氏名、イニシャルなど)は記載しないでください。X線フィルムなどへの記名にもご注意ください。病理診断に重要と考えられる情報(居住地、職業等)を用紙に記載する場合でも、患者の特定につながらないようにご配慮願います。

6.診断意見報告書の登録・送付について

コンサルタントの診断意見は、報告書により回答されます。

報告書は、原則として2とおりの方法で依頼者に送られます。

1)がん診療支援システムに診断意見報告書が登録され、事務局で内容の整合性などを確認後、依頼者にメールが送信されます。メールに記載されているリンクより、診断意見報告書を閲覧することが可能です。
2)その後、事務局にて最終確認を行い、書面にて郵送します(これを最終報告とします)。

上記の報告方法で不都合のある場合は、前もって依頼時に事務局へご相談ください。

7.「がん診療画像レファレンスデータベース」への症例登録について

診断意見報告書と同時に、教育的価値が高いと思われる症例が推薦されます。推薦された症例は、国立がん研究センター内の評価・審査を経て「がん診療画像レファレンスデータベース」に登録され、病理医をはじめとする医療従事者の知識・技能に益することを目的としてインターネットを通じて公開されます。推薦症例はすべて受付番号のみで扱われ、患者個人情報保護に十分配慮して進められます。

実際に症例が推薦された場合、あらためて依頼者(もしくは依頼者所属施設)の許諾について事務局より書面にて再度お伺いいたします。各施設の院内規定に照らして検討し、必要事項を記入の上返送してください。

8.学術研究資料として使用する際の注意事項

コンサルテーションを依頼された症例の報告の際には、その出どころである依頼者に優先権があります。コンサルタントが依頼症例を学術研究資料として使用する際には、依頼者の同意のほか、患者の同意を含め各診療施設の倫理規定を順守することが必要です。また、依頼者が症例報告をする場合、あらかじめコンサルタントに連絡し、報告形式などを相談してください。また、当方事務局にも事前にご連絡ください。

9.今後のサービスについて

(作成中)

10.FAQ

(作成中)

11.お問い合わせ等 連絡先

〒104-0045
東京都中央区築地5−1−1
国立がん研究センターがん対策情報センター
CIS病理診断コンサルテーション事務局 平岡 伸介
Email:
電話:03−3542−2511(内線1702)
FAX:03−3547−5012

12.病理診断コンサルテーションサービス コンサルタント一覧

(2016年01月27日現在)
相島 慎一 佐賀大学医学部病因病態科学診断病理学分野
秋山 太 がん研究会 がん研究所 病理部
味岡 洋一 新潟大学大学院 分子・診断病理学分野
新井 栄一 埼玉医科大学国際医療センター 病理部
石井 源一郎 国立がん研究センター先端医療開発センター 臨床腫瘍病理分野
石川 雄一 がん研究会 がん研究所 病理部
石田 剛 国立国際医療研究センター国府台病院 中央検査部
泉 美貴 東京医科大学 医学部医学科 社会医学部門医学教育学講座
市原 周 名古屋医療センター 病理診断科
井内 康輝 (株)病理診断センター
大島 孝一 久留米大学 病理学
尾島 英知 慶應義塾大学医学部 病理学教室
小田 義直 九州大学大学院医学研究院 形態機能病理学
落合 淳志 国立がん研究センター先端医療開発センター 臨床腫瘍病理分野
覚道 健一 近畿大学医学部奈良病院 中央検査部病理
加藤 良平 山梨大学医学工学総合研究部 人体病理学講座
亀山 香織 慶應義塾大学医学部 病理診断部
九嶋 亮治 滋賀医科大学 臨床検査医学講座
黒住 昌史 埼玉県立がんセンター 病理診断科
黒田 直人 高知赤十字病院 病理診断科部
桑田 健 国立がん研究センター東病院 病理科・臨床検査科
小島 勝 獨協医科大学病院 形態病理
小嶋 基寛 国立がん研究センター先端医療開発センター 臨床腫瘍病理分野
小西 登 奈良県立医科大学 病理病態学講座
小森 隆司 東京都立神経病院 検査科病理
笹島 ゆう子 帝京大学医学部 病理学講座
笹野 公伸 東北大学大学院医学系研究科 病理診断学分野
下田 忠和 静岡県立静岡がんセンター 病理診断科
白石 泰三 三重大学大学院 医学系研究科 腫瘍病理学
関根 茂樹 国立がん研究センター研究所 中央病院 病理科
立山 尚 春日井市民病院 病理部
田中 伸哉 北海道大学大学院医学研究科 病理学講座 腫瘍病理学分野
田中 陽一 東京歯科大学市川総合病院 臨床検査科病理
谷口 浩和 国立がん研究センター中央病院 病理科
蔦 幸治 関西医科大学 医学部 臨床検査医学講座  
津田 均 防衛医科大学校 病態病理学講座
都築 豊徳 名古屋第二赤十字病院 病理診断科
長尾 俊孝 東京医科大学 人体病理学分野
長坂 徹郎 名古屋大学医学部保健学科 検査技術科学専攻病因病態検査学講座
中里 洋一 日高病院 病理部病理診断科
中澤 温子 国立成育医療研究センター 病理診断部
長嶋 洋治 東京女子医科大学病院 病理診断科
中沼 安二 静岡県立静岡がんセンター 病理診断科
中村 栄男 名古屋大学大学院医学系研究科 臓器病態診断学
中村 眞一 LSIメディエンス(株) 病理・細胞診センター
二階堂 孝 立正佼成会附属佼成病院 病理科
仁木 利郎 自治医科大学 病理学講座
野口 雅之 筑波大学医学医療系 診断病理学分野
野島 孝之 金沢医科大学 臨床病理学
長谷川 匡 札幌医科大学医学部 病理診断学
長谷部 孝裕 埼玉医科大学国際医療センター 病理診断科
久岡 正典 産業医科大学医学部 第1病理学
平岡 伸介 国立がん研究センター研究所 中央病院 病理科
蛭田 啓之 東邦大学医療センター佐倉病院 病理診断科
廣川 満良 隈病院 病理診断科
廣瀬 隆則 神戸大学大学院医学研究科 医学部地域連携病理学
廣田 誠一 兵庫医科大学 病理学
福里 利夫 帝京大学医学部 医療共通教育研修センター
福嶋 敬宜 自治医科大学附属病院 病理診断部
福永 眞治 東京慈恵会医科大学附属病院 第三病院 病院病理部
藤井 誠志 国立がん研究センター先端医療開発センター 臨床腫瘍病理分野
前島 亜希子 国立がん研究センター中央病院 病理科
増田 しのぶ 日本大学医学部 病態病理学系病理学分野
松野 吉宏 北海道大学病院 病理部
真鍋 俊明 滋賀県立成人病センター 病理
三上 修治 慶應義塾大学医学部 病理診断部
三上 芳喜 熊本大学医学部附属病院 病理部
元井 亨 東京都立駒込病院 病理科
森 泰昌 国立がん研究センター研究所 中央病院 病理科
森谷 鈴子 滋賀医科大学医学部附属病院 病理診断科
森永 正二郎 北里研究所病院 病理診断科
森谷 卓也 川崎医科大学 病理学2
八尾 隆史 順天堂大学医学部 人体病理病態学
安田 政実 埼玉医科大学国際医療センター 病理診断科
谷田部 恭 愛知県がんセンター中央病院 遺伝子病理診断部
柳澤 昭夫 京都府立医科大学大学院医学研究科 人体病理学部門
山川 光徳 山形大学医学部 発達生体防御学講座病理病態学分野
山口 岳彦 獨協医科大学越谷病院 病理診断科
横尾 英明 群馬大学大学院医学系研究科 高次機能統御系脳神経病態制御学講座 病態病理学分野
横瀬 智之 神奈川県立がんセンター 病理診断科
吉田 朗彦 国立がん研究センター中央病院 病理科
吉田 裕 国立がん研究センター中央病院 病理科
吉田 正行 国立がん研究センター中央病院 病理科
吉野 正 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 病理学
渡邊 麗子 国立がん研究センター中央病院 病理科

【がん診療支援システム】
外科病理診断の手引
用語集
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