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多地点合同メディカル・カンファレンス[2016-第15回]

更新日:2016年12月01日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2016年12月01日 ビデオを掲載しました。
2016年11月07日 抄録を更新しました。
2016年01月13日 抄録を掲載しました。

日時 2016年11月10日(木) 17:30~19:00
テーマ 閉塞性大腸癌の治療方針
(青森県立中央病院発信)
司会 青森県立中央病院 消化器内科 部長 棟方 正樹
青森県の平均寿命は、男女共に全国最下位であり、がんの罹患率は全国平均並みであるにかかわらず、死亡率が高い。早期発見が少なく、症状が出現してから医療機関を受診することが多い。特に、大腸癌の死亡率は全国ワースト1位であり、大腸癌は進行すると、大腸狭窄、腸閉塞を起こし、緊急の対処が必要となる。大腸ステントは、緩和治療目的の大腸悪性狭窄に伴う腸閉塞の解除、または手術を目的とした大腸癌の狭窄解除が適応となる。当院では閉塞症状を有する大腸癌患者は可能な限り大腸ステントで減圧を図り、口側腸管の評価を含めた検査を行い、治療方針を決定している。今回、内視鏡・消化器内科医、消化器外科医、腫瘍内科医とそれぞれの立場から閉塞性大腸癌における大腸ステントの役割を検証したいと考えている。

1.閉塞性大腸癌に対する大腸ステント留置術の現況について
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青森県立中央病院 内視鏡部部長代行・消化器内科副部長 花畑 憲洋
近年、大腸ステント留置術の保険収載がなされ、本邦では大腸ステント置例が増えている。本邦では左側大腸癌に対しての術前減圧でも広く行われているが、欧州では推奨していないなどまだまだ適応に関して議論もある。我々は大腸ステント安全手技研究会からのミニガイドラインに従い施行している。当科における大腸ステント留置術の短期成績、偶発症、予後、ステント留置後口側観察法、手技の実際など現状を報告する。

2.閉塞性大腸癌に対する大腸ステントのBridge to Surgeryとしての有用性の検討
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青森県立中央病院 外科 副部長 堤 伸二
大腸狭窄に対する自己拡張型金属ステント治療が本邦では2012年から保険収載され、閉塞性大腸癌に対する待期手術へのbridge to surgery(BTS)や緩和治療を目的として、広く使用されるようになった。当院でも2012年8月より2016年9月までに大腸ステントを留置した閉塞性大腸癌83例に対し手術を施行している。うち待機手術が可能であったのは79例であり、残りの4例で緊急手術を要した(減圧不良2例、穿孔2例)。今回、当院における大腸ステント留置後の閉塞性大腸癌手術症例の治療成績、合併症について検討し、大腸ステントのBTSとしての有用性を考察した。

3.閉塞性大腸癌に対する大腸ステントと緩和的化学療法について
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むつ総合病院 内科 副部長 高橋 一徳 
欧州消化器内視鏡学会ESGEでは、大腸悪性狭窄に対する緩和的な治療として、大腸ステントは推奨されている。大腸ステント安全手技研究会のミニガイドラインに沿った適切な大腸ステント留置、血管新生阻害剤を使用しない化学療法で、QOL、安全性が保たれた緩和的化学療法を施行している。今回、大腸ステント留置後の化学療法施行例、偶発症及びそれに対する対応について報告する。

用語集
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