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多地点合同メディカル・カンファレンス[2017-第1回]

更新日:2017年02月03日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2017年02月03日 ビデオを掲載しました。
2017年01月17日 抄録を掲載しました。

日時 2017年01月26日(木) 17:30~19:00
テーマ 内視鏡手術の功罪と将来
(国立がん研究センター中央病院発信)
司会 国立がん研究センター中央病院 大腸外科 金光 幸秀
低侵襲手術の一つである腹腔鏡手術は1990年代初めに導入され、そして現在、NCD(National Clinical Database)によれば、日本における大腸がん症例のおよそ6割で腹腔鏡手術が行われている。一方で、StageⅡ/Ⅲ結腸がんを対象としたJCOG0404試験では、開腹手術に対する腹腔鏡手術の非劣性が示されなかった。この結果をどう解釈し、いかに実地臨床に活かすかが議論となっている。また昨今開発が進むロボット手術の有用性についても賛否両論がある。
大腸がんに対する腹腔鏡手術を中心に、現在の状況、将来の低侵襲手術についてご討議いただく。


1.大腸がんに対する内視鏡手術の功罪と今後の期待・課題
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大阪府立成人病センター 消化器外科 安井 昌義
悪性腫瘍のなかでも大腸がんに対する内視鏡手術は、一般的に普及しつつある。小さな手術創等の低侵襲性に加え、内視鏡による拡大視効果に伴う術中解剖認識ほかの利点がある一方で、長期成績(予後・再発)における評価は議論点が残され、また、その手技を習得することは容易ではなく一定の水準に達するまでに多くの症例経験を要する。これらの内視鏡手術の功罪に加えて、将来的に危惧される問題点や解決すべき事項について述べる。

2.腹腔鏡下大腸手術の功罪と未来
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新潟県立がんセンター新潟病院 消化器外科 丸山 聡
大腸がんに対する腹腔鏡下手術は急速に普及した。当初、腹腔鏡下手術は開腹手術と比べて創が小さく術後回復が早いなど低侵襲性がその利点とされていたが、現在では術野共有やビデオ視聴による手術教育、拡大視効果による緻密な手術実践なども利点として挙げられる。一方、横行結腸がんや進行直腸がんでエビデンスが不十分であるにもかかわらず、実臨床で普及してきていることは問題である。当院の成績に文献的考察を加えて報告する。

3.大腸がんに対するこれからの低侵襲術
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国立がん研究センター中央病院 大腸外科 金光 幸秀
2004年以降、結腸がんに対する腹腔鏡下手術を評価するいくつかの大規模比較試験の長期成績が海外から報告された。いずれも腹腔鏡下手術はがんに対する根治性で開腹手術に劣らず、短期成績は良好という結果であった。これを受けて本邦でも、大腸がんにおける腹腔鏡下手術の割合は年々増加しており、2012年には50%以上に達している。今後も腹腔鏡下手術が増えることが予想されるが、慎重な意見は根強い。

用語集
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