がん検診
■がん検診について
■5.がん検診の効果とは?
5-1.「発見率」だけではがん検診の評価はできない
検診を受けた人の中で、特定のがんが発見された割合を「発見率」といいますが、発見率だけでは、検診を正確に評価することはできません。なぜなら発見率は、対象となる集団の特徴によって大きく異なるからです。子宮頸がんや乳がん等、比較的40歳代に多いものもありますが、多くのがんは年齢が高くなるほど増加します。
同じがん検診を行っても、60歳以上の受診者が多い市町村の検診では発見率が高く、30〜40歳代が中心の職場の検診では発見率が低くなります。このように発見率の差は、がん検診の精度や医師の診断能力の差よりも、対象グループの年齢や性別に影響を受けることが多いのです。つまり、発見率が高くても必ずしも診断精度の高い検診であるとは限らないのです。
(C) (独)国立がん研究センター