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「がん情報サービス」編集方針v1.2

更新日:2010年03月19日    掲載日:2006年10月01日


1.がん対策情報センターのホームページ「がん情報サービス」の基本方針

「がん情報サービス」では、科学的根拠に基づいたがんについての信頼性の高い最新の情報と、がんに関する役に立つ知識やがんに対する地域・組織的な対策についての情報を、わかりやすく提供します。

2.ホームページ「がん情報サービス」の概要

1) 科学的根拠に基づく信頼性の高い最新のがんについての情報を提供するためには、次の3つの機能が必要です。
情報作成
研究および研究者を支援し、がん対策に必要な情報となる科学的根拠に基づいたエビデンスを作成すること
情報収集および評価・整理
研究結果などの情報を収集して評価を行い、エビデンスデータベースとして整理すること
情報提供
エビデンスデータベースをもとに、科学的根拠に基づく信頼性の高いがんについての情報を提供すること
「がん情報サービス」は、これら3つの独立した機能の連携をとりながら、より質の高い科学的な情報を、一般の方および医療関係者の方にわかりやすく提供することを第一の目的としています。
   
2) 「がん情報サービス」は、下記の3つのサイトからなり、がん対策情報センターのがん情報編集委員会(以下、編集委員会という。)によって承認された情報が公開されています。各サイトの編集方針および承認については、『3.各サイトの編集方針および承認について』をご参照ください。

  「一般向け情報」サイト (以下、一般サイト)
  「医療関係者向け情報」サイト (以下、医療者サイト)
  「がん診療連携拠点病院向け情報」サイト(以下、拠点病院サイト)

このうち、病気の説明や治療・診断方法などに関する情報は、一般サイトと医療者サイトで提供します。両サイトの利用により、患者さんやご家族と医療関係者のコミュニケーションがよりよいものとなることを期待しています。
   
3) 一般サイトでは、患者さんやご家族を含めた一般の方向けに、情報をわかりやすく提供します。情報源としてエビデンスデータベースを活用していますので、わかりやすいだけではなく、科学的な根拠に基づいた内容になっています。また、一般サイトに記載している内容をより詳しく知りたい方は、医療者サイトを参照することにより、専門的な内容ではありますがより詳しい情報を得ることができます。
   
4) 医療者サイトでは、がん専門医などのがん治療専門家、より広い範囲の医療関係者、研究者、および詳細な情報を求める一般の方を対象に、科学的根拠に基づいたエビデンスデータベースをはじめとして、最新のがん治療や、臨床研究情報などの各種情報を提供しています。
   
5) 一般サイト、医療者サイトともに、エビデンスデータベースに基づかない内容であっても、医療関係者や一般の方に役立つ情報であり、がん対策情報センターによる発信が適切であると編集委員会が判断した情報も掲載しています。
   
6) 拠点病院サイトでは、全国各地のがん診療連携拠点病院において、診療や相談業務を行う際に必要となる情報や、研修教育に関する情報、院内がん登録、情報提供関係スタッフを支援するための情報などを提供しています。

3.各サイトの編集方針および承認について

1)一般サイト


(1)編集方針

  • 一般サイトは、患者さんやご家族の方を含めた一般の方を対象とします。
  • わかりやすい情報の提供を基本としていますが、情報源としてエビデンスデータベースを活用し、科学的な根拠に基づいた内容を提供しています。
  • 科学的な根拠に基づいた内容であっても、個々の患者さんにそのまま適用できるわけではありません。この件に関する注意事項を「ご利用に当たっての留意点」というページに掲載しています。

(2)評価・承認

  • 一般サイトに掲載する情報は、編集委員会により、医療者サイトに掲載しているエビデンスレベルの記述から逸脱していないかどうかを評価しています。
  • また、患者・市民の視点からがんに関する情報として適切であるか、わかりやすい内容であるかなどの視点で、全国の「患者・市民パネル」の方による評価を受けています。
  • エビデンスデータベースの内容をわかりやすく書き直した「各種がんの解説」などのページについては、医療者サイトの内容と整合性をとるために編集委員会での承認に際して、専門家による評価を受けています。

2)医療者サイト


(1)編集方針

  • 医療者サイトは、科学的根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine, EBM)の手法を用いて作成されたガイドライン、あるいはそれに準じた手法で作成されたガイドラインや資料をエビデンスデータベースとして紹介し、標準治療に関する情報への道しるべとしての役割を持つことを意図しています。
  • 医療者サイトは、がん専門医などのがん治療専門家、より広い範囲の医療関係者、研究者、および、より詳細な情報を求める一般の方を主な対象としています。
  • 科学的根拠に基づいたがんについての役に立つ情報を、医療関係者、一般の方に提供しています。
  • エビデンスデータベースの候補となるものは、国内外の診療ガイドラインやそれに準じるもので、日本語以外の文書も含まれます。専門家により、科学的根拠に基づいているかどうかについて評価・承認を受けています。
  • 実際の治療は、がん専門医などの専門的な教育・訓練を受けた医師のいる医療機関で行うべきであることから、医療関係者が医療者サイトの記載内容をマニュアルとして治療を行うことは想定していません。この件に関する注意事項を「ご利用に当たっての留意点」に掲載しています。

(2)評価・承認

  • 収集した情報は、下図の手順に従い、エビデンスデータベースとして採用できるかどうかを評価したうえで原稿を作成し、編集委員会による承認を経てホームページ「がん情報サービス」で公開しています。
  • 最終承認を得るために、情報の内容に応じて全国の専門家による評価を受けています。
図 医療者サイトに掲載する情報の評価・ホームページ作成・公開の流れ
図 医療者サイトに掲載する情報の評価・ホームページ作成・公開の流れ

  • 以下に情報収集から公開までの流れを順に説明します。
    a) エビデンスデータベース候補のリストアップ
    情報を収集して、エビデンスデータベースの候補としてリストアップします。
    b) AGREE評価
    収集したエビデンスデータベースの候補が、科学的根拠に基づいて作成されたかどうかを、形式評価法のAGREEを用いて評価します。AGREEによる評価が適さないものは、専門家によってその内容を評価します。
    c) 専門家によるエビデンスデータベースとしての採否の評価・承認
    全国の専門家により、AGREE評価に基づき、エビデンスデータベースとしての採否を決定します。採択したものに対して、以下のようなレベル付けを行います。
    【エビデンスデータベースの評価】
    AAA: 科学的なデータにより系統的レビューによって作成されたもの
    AA: 科学的なデータにより複数の施設の専門家によって作成されたもの
    A: 科学的なデータにより単一施設の専門家によって作成されたもの
    B: 専門家の経験や意見により作成されたもの
    C: 非専門家の経験や意見により作成されたもの
    d) エビデンスデータベースをもとにホームページを作成
    採択したエビデンスデータベースをもとに、ホームページを作成します。
    e) 編集委員会によるホームページ公開可否の最終承認
    編集委員会は、作成したホームページにつき、次の4つの基準により公開の可否について総合評価を行い、最終承認します。
    • 編集方針に沿って作成されているか
    • 表現はわかりやすいか
    • 医療関係者、一般の方に役に立つ情報か
    • がん対策情報センター発信のコンテンツとして適切か
    f) ホームページ公開
    公開可と最終承認されたものを、ホームページ「がん情報サービス」で公開します。

3)拠点病院サイト


(1)編集方針

  • 拠点病院サイトは、全国各地にあるがん診療連携拠点病院のがん診療に携わる医療提供者、院内がん登録にかかわるスタッフ、相談支援センターなどの支援業務を行うスタッフなどを対象としています。
  • がん診療連携拠点病院において情報提供を行う際に必要となる情報や、各種支援スタッフに有益な情報を提供することにより、地域におけるがん治療の質の向上と、情報提供などのサービスの向上に貢献することを目的としています。

(2)評価・承認

  • 収集した情報および更新情報は、編集委員会の承認を経てサイトに掲載します。

4.「がん情報サービス」からリンクを張る場合の基準

「がん情報サービス」では、がん対策情報センター以外で作成した情報でも、当センターのミッションに沿っているものに関しては積極的にリンクを張ることにしています。リンクを張る場合の条件は、下記のように定めています。

1)編集委員会の承認を必要としないもの

  • がん診療連携拠点病院など、がん対策情報センターとの連携が認められているサイト
  • 国および地方公共団体のサイト

2)上記1)以外のサイトに関しては、以下の点を満たしているかどうかについて、編集委員会で評価・承認します。

  • 科学的根拠に基づく信頼性の高い最新のがんについての情報が掲載されている。
  • 必ずしも科学的根拠に基づくわけではないが、患者さんやご家族の方、一般の方の役に立つと考えられる情報が掲載されている。
「がん情報サービス」にイベント情報を掲載する場合の基準については、4.「がん情報サービス」からリンクを張る場合の基準に準じます。

リンク・二次利用・著作権など


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