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乳がん検診

更新日:2010年04月01日    掲載日:2010年04月01日

視触診とマンモグラフィーの併用による乳がん検診(50歳以上)
検診による乳がん死亡率減少効果があるとする、十分な証拠があります。

視触診とマンモグラフィーの併用による乳がん検診(40歳代)
検診による乳がん死亡率減少効果があるとする、相応の証拠があります。

視触診単独による乳がん検診(50歳以上)
検診による乳がん死亡率減少効果がないとする、相応の証拠があります。

1.各種検査法の評価結果

1)視触診

視触診単独による乳がん検診を評価した無作為化比較対照試験は現在までありません。わが国で行われた症例対照研究では、乳がん死亡の減少は認められませんでした。したがって、現在のところ、検診による乳がんの死亡率減少効果がないとする相応の根拠があるとされています。

2)マンモグラフィー

マンモグラフィーの無作為化比較対照試験はわが国では行われていませんが、1960年代以来、米国をはじめとしていくつかの国で行われてきました。

平成13年の久道班報告書では、50歳以上では死亡率減少効果が平均で23%と、統計的有意であり、また40〜49歳では平均16%であったとしています。

3)超音波検査

超音波検査は、乳がんの臨床において有用な検査ですが、現在のところ、超音波検診による乳がんの死亡率減少効果について根拠となる報告はなされていません。

2.乳がん検診の不利益

マンモグラフィーに伴う被曝リスクを考慮しなければなりませんが、1回の乳房撮影で被曝する線量は平均1.5mGyであり、国際原子力機関が定める3 mGyを下回っています。このため、マンモグラフィー撮影による人体への影響は軽微と考えられます。ただし、マンモグラフィーの被曝に関する知識を習得し、線量を可能な限り低く保つ努力は必要です。


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