がんと共に働く:[国立がん研究センター がん情報サービス]

  • がんと共に働く まず一歩前へ。
  • はじめに
  • 本人編
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  • まとめ

04 家族ががんと診断されたら? ~家族が本人の気持ちに寄り添うこと。そこから始めましょう。

もし、あなたの家族ががんになったら家族のための6カ条 参考: 『家族ががんになったとき』(がん情報サービス)

 身近な大切な家族ががんになる。患者さん本人同様、もしかするとそれ以上の動揺が家族の皆さんにもあるかもしれません。悩むのは当然です。

 でも、家族は、患者さんが、「がんと共に生きる」上でいちばん身近で頼りになるチームの一員です。家族は「第2の患者」とも呼ばれます。家族の方々も、患者本人同様に無理をすることなく、悩みを抱え込んでしまうことなく、自分の「心構え=マインドセット」を前提としながら、「実際に何をするか=行動のマネジメント」をしていきましょう。

 では、まず家族がすべきことは何か?

 それは本人の話をよく聞くこと、そして現実を受け止めてあげることです。無理に慰めたり元気づけようとしたりする必要はありません。病気を抱えた人として特別扱いするよりも、落ち込んでいる本人にそっと寄り添ってあげること。これが大事です。家族がこんな心構えでいてくれると、本人のストレスを軽減できます。

 その次に何をすべきか?

 それは、本人をサポートしながら、病状を理解し、家族の状況を理解した上で、本人の病状や行動や言動をちゃんと観察し、時には記録しておくこと。本人ではできない第三者の視点による「観察と情報収集」、これは治療やケアにとても役に立つ基礎データとなります。

 その前に、実は家族にはもっとも大きな役割があります。それは、「がんの告知を支え、共有すること」です。日本では、十数年前までは、がんにかかった患者さんに対しては「告知しないこと」が当たり前でした。あくまで周囲の人、家族に対してのみ告げるということも少なくありませんでした。

 私自身も父や姉をがんで亡くしていますが、どちらのときも別の病名を伝え、だましだまし治療をいたしました。本人はうすうす知っている。気づいているけどお互いに口には出せない――この状況は本人にも家族にもつらいものでした。

 私自身は、自分自身のつらい経験もあり、状況が許せば基本的には、がんにかかっていることを告知する方針に切り替えました。家族が患者さんの気持ちに寄り添えることが、本人にとっても、家族にとってもよいことであると思っています。

 ただ、いまでも変わらないのは、がんの告知は、患者さんと共に家族が聞くことである、という事実です。そこから、治療もケアも復帰もスタートします。

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  • 01 もしあなたが、あなたの家族が、がんになったら? ~「がん=ずっと入院」はいまや昔。がんと共に生き、働く時代です。
  • 02 もし自分ががんになったら? 誰もが必ず落ち込む。それで大丈夫。 ~まず、大切なのは「心構え=マインドセット」です。
  • 03 実際にがんとどう付き合えばよい? ~がんを、闘病を、上手に「マネジメント」していきましょう。
  • 04 家族ががんと診断されたら? ~家族が本人の気持ちに寄り添うこと。そこから始めましょう。
  • 05 企業へ、職場の人へ 同僚が、社員ががんになったら? ~本人の希望を聞き、仕事を続けていける形をつくるために。
  • 06 もしも、がんになったら……病院でどう行動すればよい? ~医師と納得いくまで話してみてください。サポート体制が整っています。
  • 07 この際だから知っておこう。 ~がん治療の最新情報。がん医療はここまで進んでいる!
  • 08 情報はどうやって手に入れる? ~大切なのは信頼できる相談相手です。
  • 09 がんになっても、人生を前向きに。 ~自分らしく生きる、そして働く。がんは第2の人生のスタートです。

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