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子宮頸がん(しきゅうけいがん)

更新日:2013年08月13日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2013年08月13日 「2.再発の更新」および「3.生活の質を重視した治療」を追加しました。
2012年11月08日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2012年05月01日 内容を更新しました。
1996年04月01日 掲載しました。

1.転移

転移とは、がん細胞がリンパ液血液の流れに乗って別の臓器に移動し、そこで増殖したものをいいます。がんは検査では認められなくても、治療の時点ですでに別の臓器に移動している可能性もあり、時間がたってから転移として見つかることがあります。子宮頸がんの場合は、腟や周りの臓器(膀胱、尿管、直腸など)、リンパ節などに広がります。

転移は、それぞれの患者さんで状態が異なり、化学療法(抗がん剤治療)や、痛みや食欲の低下に対する治療など、個々の状態や症状に応じた治療や療養の方針が検討されます。

2.再発

再発とは、治療により目に見える大きさのがんがなくなったあと、再びがんが出現することをいいます。骨盤内に起こる局所再発と、原発巣から離れた遠隔臓器(肺や肝臓など)に転移する遠隔転移再発とに分けられ、それぞれ治療法も異なります。

再発が局所の場合は、子宮・腟とともに下部結腸、直腸、膀胱を切除する骨盤除臓術(骨盤内臓器全摘出術)や、放射線治療や抗がん剤治療を行うことがあります。骨盤除臓術を行う場合は、人工肛門や回腸導管(回腸を用いて人工的に尿路を再建する)、造腟術など、手術によって損なわれる機能を補うための形成手術が必要になります。

遠隔転移再発の場合、基本的には化学療法を行うことになります。ただし、病巣が1ヵ所にとどまっていれば外科手術や放射線治療なども検討します。多臓器に及ぶ再発や多発性の転移には化学療法が行われます。

再発といっても、それぞれの患者さんで病気の状態は異なります。病巣の広がりや再発した時期、これまでの治療法などによって総合的に治療法を判断する必要があります。それぞれの患者さんの状況に応じて、治療やその後のケアを決めていきます。

3.生活の質を重視した治療

近年、がんと診断されたときから、クオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)の改善を目的とし、がんに伴う体と心のさまざまな苦痛に対する症状を和らげたり、患者さんとご家族がその人らしく過ごしたりするための緩和ケアが浸透しはじめています。

緩和ケアは、がんが進行してからだけではなく、がんと診断されたときから必要に応じて行われるものです。痛みや吐き気、食欲不振、だるさなど体の症状や、気分の落ち込みや孤独感など心のつらさを軽くすること、また、その人らしい生活を送ることができるように、緩和ケアでは医学的な側面に限らず、幅広い対応をします。
そのためにも、治療や療養生活について不安なこと、わからないことなど、ご自身の思いを積極的に担当医に伝えましょう。十分に話し、納得した上で治療を受けることが大切です。

緩和ケアについては、「緩和ケアを受けるには」もご参照ください。
再発や転移、痛みが強いときの治療については、「患者必携がんになったら手にとるガイド」の以下の項もご参照ください。
がんの再発や転移のことを知る患者必携サイトへのリンク
緩和ケアについて理解する患者必携サイトへのリンク
痛みを我慢しない患者必携サイトへのリンク
がんの再発に対する不安や、再発に直面したときの支えとなる情報をまとめた冊子です。がんの再発という事態に直面しても、「希望を持って生きる」助けとなりたいという願いを込めて、再発がんの体験者、がん専門医らとともに検討を重ねて作成されたものです。
(Webサイトでもご覧になれます。「もしも、がんが再発したら [患者必携]本人と家族に伝えたいこと患者必携サイトへのリンク
もしも、がんが再発したら 冊子

【がんになったら手にとるガイド】
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