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子宮頸がん(しきゅうけいがん)

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更新日:2012年11月08日 [ 更新履歴 ]    掲載日:1996年04月01日
更新履歴
2012年11月08日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2012年05月01日 内容を更新しました。

1.手術(外科治療)

早期子宮頸がんの一般的な治療法は、手術です。がんの広がりによって、手術の方法(術式)が変わります。がんのある子宮頸部の組織用語集アイコンを円錐(えんすい)状に切除する方法(円錐切除術)や、子宮を切除する単純子宮全摘出術、子宮と腟、基靭帯(きじんたい)の一部を切除する準広汎(じゅんこうはん)子宮全摘出術や、子宮・腟の一部や基靭帯、さらにリンパ節用語集アイコンを取り除く広汎子宮全摘出術などがあります。

将来、妊娠を希望する場合は、十分に担当医と話し合って納得した上で治療を受けることが大切です。
【手術の方法について、さらに詳しく】

1)円錐切除術

図3 円錐切除術
図3 円錐切除術
がんのある子宮の頸部組織を円錐状に切除します。主に、診断の確認のために行われますが、異形成(いけいせい)用語集アイコン上皮内がん用語集アイコンの場合は治療としても行います。

2)単純子宮全摘出術

図4 単純子宮全摘手術
図4 単純子宮全摘手術
子宮を切除する手術です。子宮を腟から摘出した場合は腟式単純子宮全摘出術、腹部を切開して手術が行われた場合は腹式単純子宮全摘出術といいます。時には、両側付属器切除術といい、卵巣・卵管も切除される方法を採用することもあります。

3)広汎子宮全摘出術

図5 広汎子宮全摘手術(卵巣・卵管を同時に摘出した場合)
図5 広汎子宮全摘手術(卵巣・卵管を同時に摘出した場合)
子宮と腟の一部を含め、骨盤壁近くから広い範囲で切除します。子宮頸がんに関連するリンパ節も同時に切除します(リンパ節郭清用語集アイコン )。
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【手術に伴う主な合併症について】
子宮頸がんでは、治療の方法やその手術の範囲によって、治療後の経過が大きく異なります。手術の場合、下腹部にメスを入れるため、手術直後には手術の創(きず)が痛んで、起き上がったり、立ち上がったりするなど下腹部に力を入れることが難しく、トイレのときに苦労する、などの問題があるかもしれません。手術の創の状態が安定し、痛みがとれてくると、動ける範囲が少しずつ広がります。

こちらの「治療の後遺症とその対策」もご参照ください。
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2.放射線治療

放射線治療には、高エネルギーのX線やガンマ線でがん細胞を傷つけ、がんを小さくする効果があります。放射線を体の外から照射用語集アイコンする方法(外部照射)と、腟を通して子宮頸部のがんのある部分(内部)に照射する方法(腔内[くうない]照射)があります。放射線治療は、がんの根治を目的として行う場合と、手術後に補助的に行う場合があります。いずれの場合にも、子宮頸がんに対する放射線治療については、化学療法(抗がん剤治療)用語集アイコンと併用した同時化学放射線治療が、放射線治療単独よりも有効性が高いことが証明されてきています。
【放射線治療の副作用について、さらに詳しく】
副作用用語集アイコンには、放射線が照射された部位に起こる皮膚炎・粘膜炎などや、照射部位に関わらずに起こる、だるさ、吐き気・嘔吐(おうと)、食欲低下、白血球減少用語集アイコンなどがあります。また、直腸炎や膀胱炎などが起こることもあります。治療が終了して数ヵ月から数年たってから起こる症状(晩期合併症)もあります。患者さんによって、副作用の程度は異なります。

こちらの「治療の後遺症とその対策」もご参照ください。
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3.化学療法(抗がん剤治療)

子宮頸がんに対する抗がん剤治療は、主に遠隔転移用語集アイコンのある場合や、再発用語集アイコンした場合に行われます。プラチナ製剤を中心とした単剤あるいは多剤併用療法用語集アイコンの有効性が複数の報告で認められています。
【化学療法の副作用について、さらに詳しく】
抗がん剤用語集アイコンは、がん細胞だけでなく正常な細胞にも影響を及ぼします。特に毛根(髪の毛)、口や消化管などの粘膜、骨髄用語集アイコンなど新陳代謝の盛んな細胞が影響を受けやすく、脱毛、口内炎、下痢が起こったり、白血球減少や血小板減少用語集アイコンが起こったりします。その他にも、吐き気や、心臓への影響として動悸(どうき)や不整脈が、また肝臓や腎臓に障害が出ることもあります。

現在では、抗がん剤の副作用による苦痛を軽減する方法の開発が進んでいます。また、副作用が著しい場合には治療薬の変更や治療の休止、中断などを検討することもあります。
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4.臨床試験

がんの治療は治療技術の進歩とともに変わりますが、その時点で得られている科学的な根拠に基づいた最善の治療を「標準治療用語集アイコン」とよびます。ただし、標準治療は「完全な治療」ではありません。そのため、世界各地で常に新しい治療法が研究され、試みられています。新しい治療の有用性を検証する科学的な方法が「臨床試験用語集アイコン」です。臨床試験によって現在の標準治療よりよい治療であることが証明されれば、新たな標準治療が生まれます。このように、現在の標準治療も、臨床試験の積み重ねの中から生まれてきた治療法なのです。逆に、現在行われている臨床試験は、将来の標準治療となりうる治療ということになります。

臨床試験については「臨床試験(治験)とは何かを知りたい方へ」もご参照ください。

現在国内で行われている、子宮頸がんの患者さんを対象とした臨床試験(研究者・医師が実施する臨床試験、および製薬企業や医師が実施する治験用語集アイコンの一部)に関して、「がんの臨床試験を探す」で、開発の段階別に分類された情報を閲覧することができます。
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