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肝細胞がん(かんさいぼうがん)

更新日:2015年03月02日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2015年03月02日 「2.再発」を更新しました。
2012年10月25日 更新履歴を追加しました。
2012年10月04日 タブ形式に変更しました。
2011年12月05日 内容を更新しました。
1996年05月23日 掲載しました。

1.転移

転移とは、がん細胞がリンパ液や血液の流れに乗って別の臓器に移動し、そこで成長したものをいいます。がんを手術で全部切除できたり、局所療法で治療できたようにみえても、その時点ですでにがん細胞が別の臓器に移動している可能性があり、治療した時点では見つけられなくても、時間がたってから転移として見つかることがあります。肝がんでは肺やリンパ節、骨など、別の臓器に転移することも少なくありません。転移が生じている場合には、肝臓の状態を含めて治療方法も総合的に判断する必要があります。

2.再発

再発とは、治療の効果により目に見える大きさのがんがなくなった後、再びがんが出現することをいいます。肝がんは、肝炎ウイルスやアルコールなどで障害を受けた肝臓に発生するため、根治治療後も再発する危険が比較的高いことが知られています。そのため、外来通院で3~6カ月に1回はチェックすることが一般的です。
手術でがんを切除したり、局所療法で治療しても、残った肝臓に新しいがんができる危険も高く、再発部位の90%以上が同じ臓器内です。これを残肝再発(ざんかんさいはつ)といいます。それぞれの患者さんの状況や肝障害度に応じて治療やその後のケアを決めていきますが、他の臓器への転移がない場合には、初発肝がんと同じの基準(参照:「肝細胞がん 治療の選択 1.肝障害度と治療 図2」)で、肝機能も考慮しながら手術を含めた治療が選択されます。
なお、肝がんの治療は、その背景である肝炎や肝硬変を治すものではありません。したがって、治療の可能性を狭めないためにも、肝機能を悪化させないように、アルコール、喫煙を控え、栄養バランスの整った食生活を送ることが大切です。
再発や転移、痛みが強いときの治療については、「患者必携がんになったら手にとるガイド」の以下の項もご参照ください。
「がんの再発や転移のことを知る」患者必携サイトへのリンク
「緩和ケアについて理解する」患者必携サイトへのリンク
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もしも、がんが再発したら 冊子
がんの再発に対する不安や、再発に直面したときの支えとなる情報をまとめた冊子です。がんの再発という事態に直面しても、「希望を持って生きる」助けとなりたいという願いを込めて、再発がんの体験者、がん専門医らとともに検討を重ねて作成されたものです。
【参考文献】
  1. 日本肝臓学会編「科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン2013年版」(金原出版)
  2. 日本肝癌研究会編「臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約 2009年6月(第5版補訂版)」(金原出版)
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