有棘細胞がん 検査・診断:[国立がん研究センター がん情報サービス]
国立がん研究センター がん情報サービス ganjoho.jp
右側ナビゲーションの始まり
それぞれのがんの解説

パンくず式ナビゲーション
TOPそれぞれのがんの解説 > 有棘細胞がん 検査・診断

有棘細胞がん(ゆうきょくさいぼうがん)

更新日:2016年12月20日 [ 更新履歴 ]    掲載日:1996年09月13日
更新履歴
2016年12月20日 タブ形式への移行と、「皮膚悪性腫瘍取扱い規約 第2版(2010年)」「皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第2版(2015年)」より、内容の更新をしました。
2007年09月03日 更新しました。
1996年09月13日 掲載しました。

1.検査

確定診断のためには、局所麻酔をして皮膚病変の一部を切りとり、顕微鏡で調べる皮膚生検が必要です。
このほかに必要に応じて、腫瘍浸潤(しんじゅん)の深さや転移など、病気の広がりを調べるために、超音波(エコー)検査をはじめ、CTやMRI、PETと呼ばれる画像検査を行うことがあります。検査によってがんがどのくらい進行しているのかという時期(病期:ステージ)を確かめ、それぞれの病期に応じた治療法を行います。

1)超音波(エコー)検査

体に超音波をあてて、その反響の様子で体内の状態を調べる方法です。原発巣の進行度の重要な指標である厚さを予測したり、リンパ節などへの転移の検索に役立ちます。

2)CT、MRI検査

CT検査は、X線を使って体の内部を描き出し、治療前に転移や周辺の臓器へのがんの広がりを調べます。MRI検査は、磁気を使用します。造影剤を使用する場合、アレルギーを起こすことがあります。アレルギーの経験のある人は医師に申し出てください。

3)PET検査

放射性フッ素を含む薬剤を注射し、その取り込みの分布を撮影することで全身のがん細胞を検出するのがPET検査です。

2.病期(ステージ)

病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてStage(ステージ)とも言います。説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いかもしれません。

皮膚がん(悪性黒色腫を除く)の病期は、以下のように0期からIV期までの5つの時期に分けられます(UICC第7版2007年による)。
表1 有棘細胞がんの病期
0期 悪性化した細胞(がん細胞)は出現しているものの表皮の中にとどまっている。
この時期を表皮内がんと呼ぶが、これはがんの一歩手前の状態。
本物のがんではない。
I期 腫瘍の大きさが2cm以下で、真皮だけ、または真皮から皮下組織の中にとどまっている。
II期 腫瘍の大きさは2cmを超えているが、真皮、または真皮から皮下組織の中にとどまっている。
III期 腫瘍の大きさにかかわらず、腫瘍の深さが皮下組織を越えて、さらに深い筋肉、軟骨、骨などにおよんでいる。
または腫瘍の大きさにかかわらず、所属リンパ節と呼ばれる首、わきの下、太もものつけ根のリンパ節に転移がある。
(注:同時にいくつもの腫瘍が多発している場合は、その中のもっとも進行した状態のものを代表と考えて病期分類を行う。)
IV期 最大径が6cm以上のリンパ節転移がある。
または所属リンパ節を越えて遠隔転移をしている。
copyright
日本皮膚悪性腫瘍学会編「皮膚悪性腫瘍取扱い規約 第2版」(金原出版)より作成
【参考文献】
  1. 日本皮膚悪性腫瘍学会編:皮膚悪性腫瘍取扱い規約 第2版(2010年8月);金原出版
  2. 皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン第2版,日本皮膚科学会誌,2015;125(1):35-48
  3. 日本皮膚科学会/日本皮膚悪性腫瘍学会編:科学的根拠に基づく皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン 第2版(2015年);(金原出版)
閉じる
アンケートにご協力ください
よりよい情報提供を行うために、アンケートへの協力をお願いいたします。
簡単な7問ほどのアンケートですので、ぜひ、ご協力ください。
アンケートページへ

フッターの始まり