概略
胃は大きな臓器ですから、がんがかなり進行しても全く症状がない場合も多くみられます。しかし、一方では治療を受けている方の50%が早期胃がんで、そのうち50%は何らかの症状がきっかけで検査を受けています。早期胃がんの多くは病変の中に潰瘍ができるので、そのための痛み、出血、胃部不快感などが検査を受けるきっかけになります。これらの症状は胃潰瘍の症状です。進行したがんの症状は、痛みというより食事が通らない、胃が重い、体重が減る、食物がつかえるといったものです。知らない間に貧血が進み、そのために動悸や息切れが生じて発見されることもあります。
「早期発見、早期治療!今、がんは早期発見により治せる病気になっています。早期発見により体への負担が軽い治療を選択できるようになったのです」このようなフレーズを、多くの方は耳にされたことがあるのではないでしょうか。このフレーズを耳にされたとき、少し他人のことのように感じましたか?
でも、違うのです。これは、あなたへの問いかけです。
"がん"という病気と向き合ったことがありますか。そして、"あなたの体"と向き合っていますか。
そんな問いかけなのです。
症状のみで、がんと決めつける必要もないのですが、症状のみで、がんの疑いが晴れるということもありません。
毎日の生活のこと、仕事のこと、家族のことなど、さまざまな事情を抱え、あなたの体のことが後回しになっていないでしょうか。「わざわざ病院へ行くほどじゃない」「そんな暇ないよ」こんなふうに考えている方もいるのではないでしょうか。でも、少し考えてみてください。
もし、毎日の生活の中でも、あなたの体について、
あなたが、“少しいつもとは違う”そう感じたのなら……
周囲の方から、“少しいつもと違う?”と声をかけられたのなら……
もう一歩、前に出てください。決して放っておかないでください。
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