胸腺腫と胸腺がん 基礎知識:[がん情報サービス]
本文へジャンプ

ユーザー別メニューの始まり
グローバルナビゲーションの始まり
右側ナビゲーションの始まり
各種がんの解説

【がんになったら手にとるガイド】
胸腺腫と胸腺がん
122.胸腺腫と胸腺がん(PDF)
がん診療連携拠点病院を探す がんの種類から探す 縦隔腫瘍
がん情報サービスサポートセンター
お探しのページが見つからないときにはお電話でご案内します。
国立がん研究センターがん情報サービスサポートセンター
電話:0570-02-3410 (ナビダイヤル) 平日(土日・祝日を除く)10時〜15時
※通話料は発信者のご負担です。また、一部のIP電話からはご利用いただけません。
パンくず式ナビゲーション
TOP各種がんの解説 > 胸腺腫と胸腺がん 基礎知識

胸腺腫と胸腺がん(きょうせんしゅときょうせんがん)

  • 基礎知識
  • 診療の流れ
  • 検査・診断
  • 治療の選択
  • 治療
  • 生活と療養
  • 転移・再発
更新日:2014年06月25日 [ 更新履歴 ]    掲載日:1996年04月10日
更新履歴
2014年06月25日 「4. 疫学・統計」更新
2013年01月08日 図2追加
2012年12月18日 内容更新、タブ形式に変更
2004年12月02日 内容更新

1.胸腺について

胸腺(きょうせん)は、胸骨の裏側、心臓の上前部(前縦隔:ぜんじゅうかく)にあり、Tリンパ球と呼ばれる白血球をつくっている臓器です。その大きさは握りこぶしほどで、幼児期から小児期にかけては、体の免疫を担う重要な働きをしています。胸腺は、成長するに従って徐々に小さくなっていき、成人になると退化して脂肪組織となり、その働きを終えます。
図1 胸腺の位置と周辺臓器(正面)
図1 胸腺の位置と周辺臓器(正面)
図2 胸腺の位置と周辺臓器(側面)
図2 胸腺の位置と周辺臓器(側面)

2.胸腺腫・胸腺がんとは

胸腺腫は、成人になって退化した胸腺の細胞から発生する腫瘍です。腫瘍細胞が増殖するスピードは比較的ゆっくりとしており、胸腺をおおっている膜(被膜:ひまく)の外に広がることはまれですが、進行すると周囲の肺、心臓、大血管や胸腔(きょうくう)に広がっていくこともあります。

胸腺がんは、以前は胸腺腫の一部として扱われていましたが、現在では、別の腫瘍として明確に区別されています。胸腺がんは、胸腺腫と比べて腫瘍細胞の増殖のスピードが速く、別の部位に転移するといった性質を有しています。

このように、胸腺腫と胸腺がんはやや性質が異なりますが、ともに悪性の腫瘍用語集アイコンとして扱われています。

3.症状

胸腺腫に伴う症状は、腫瘍そのものによる症状と、免疫異常などの合併症による症状の2つに分けて考えることができます。

1)腫瘍そのものによる症状

胸腺は、成人では機能を失っているので、ここに発生する初期の胸腺腫で症状があらわれることはまれです。

胸腺腫・胸腺がんでは、腫瘍/がんが大きくなることで周囲の臓器を圧迫したり浸潤用語集アイコン(しんじゅん:周囲に広がること)することによって、胸の痛み、咳(せき)、痰(たん)が出やすい、呼吸困難、顔面・首(頸部:けいぶ)のうっ血や浮腫(ふしゅ:むくみ)などの症状が出現します。これらの症状は、かなり進行してから現れてきます。従って、初期の段階では無症状の場合が多く、定期検診などの胸部X線写真で偶然に発見されることがほとんどです。

2)合併症による症状

胸腺腫の患者さんはほかの病気(合併症)を持っている場合があります。合併症としては免疫系に関係する病気が多く、中でも最も多いのが「重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)」です。これは、体の筋肉を動かしていると疲れてしまう病気で、まぶたが下がる、食事のときに物を噛(か)んだり飲みこむのが難しい、顔の表情がつくりにくい、字が書けない、息苦しいなどの症状が現れ、特に夕方になると症状が強くなります。胸腺腫患者の約30〜50%が重症筋無力症を合併しているとされています。

また、「赤芽球(せきがきゅう)ろう」という血液の病気を併発することがあり(患者さんの5%以下)、この場合は貧血症状がみられます。

このような合併症が先にあらわれる場合には、胸腺腫自体は後から全身の精密検査をしてはじめて発見されます。

4.疫学・統計

胸腺腫・胸腺がんは30歳以上、特に40~70歳の成人に多くみられる病気で、小児や青年が発症することはまれです。男女による発生率の差はありません。

胸腺腫は、国内では人口10万人あたり0.44~0.68人が罹患(りかん)すると推計されており、胸腺腫がまれな疾患であることがわかります。胸腺がんは、胸腺腫よりもさらに発生率が低く非常にまれな疾患です。
がん診療連携拠点病院を探す がんの種類から探す 縦隔腫瘍
がん情報サービスサポートセンター
お探しのページが見つからないときにはお電話でご案内します。
国立がん研究センターがん情報サービスサポートセンター
電話:0570-02-3410 (ナビダイヤル) 平日(土日・祝日を除く)10時〜15時
※通話料は発信者のご負担です。また、一部のIP電話からはご利用いただけません。
アンケートにご協力ください
よりよい情報提供を行うために、アンケートへの協力をお願いいたします。
簡単な7問ほどのアンケートですので、ぜひ、ご協力ください。
アンケートページへ

フッターの始まり