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脱毛
更新日:2006年11月30日 掲載日:2006年10月01日
はじめに
抗がん剤の種類によっては、髪が抜けるものと抜けないものがあります。また、髪の抜け方には個人差があります。脱毛は、抗がん剤投与の2〜3週間後に多く起こり、髪以外の部分(体毛・眉毛・陰毛など)でも起こります。髪は、抗がん剤治療が終われば3〜6ヵ月後には再び生えてきます。
1.脱毛を高頻度に起こしやすい抗がん剤
| パクリタキセル(タキソール(R)) |
塩酸イリノテカン(トポテシン(R)、カンプト(R)) |
| ドセタキセル(タキソテール(R)) |
エトポシド(ベプシド(R)、ラステット(R)) |
| 塩酸アムルビシン(カルセド(R)) |
シクロホスファミド(エンドキサン(R)) |
| 塩酸ドキソルビシン(アドリアシン(R)) |
|
※このほかの抗がん剤においても、上記の抗がん剤よりは頻度は低いですが、脱毛を起こす抗がん剤もあります。
2.脱毛のメカニズム
抗がん剤を使用すると毛母細胞に影響があり、毛の成長に問題が起きて脱毛を起こします。(「毛母細胞」とは、毛の根元にある毛の成長に重要な細胞です。)とくに髪の毛は、体毛のなかでも成長が速く細胞分裂が盛んであるために、抗がん剤の影響も受けやすくなっています。
3.脱毛の対策
脱毛の予防法は、現在、確立されていません。頭部冷却法なども試みられてきましたが、有効性が証明されていないため、現在は行われていません。
日常生活における注意点と対策
- 急に髪が抜けてくることが多いため、精神的に落ち込みやすくなります。あらかじめかつら、帽子やナイトキャップを用意しておくことで、心の準備をしておくとよいでしょう。
- 髪をあらかじめ短くしておくと、脱毛が起きた際に処理しやすいです。また洗髪は爪を立てず、やさしく行いましょう。脱毛が起きる際にピリピリ感を感じることがあります。いつも使っているシャンプーでしみるようならば、刺激の少ないシャンプーを使うと効果的です。
- 髪への負担をなるべくかけないようにしましょう。例えば柔らかいヘアブラシを使用したり、ドライヤーの温度を低めにするとよいでしょう。また、刺激の強いパーマやカラーリングは、避けたほうがよいでしょう。
- 頭皮を清潔に保ちましょう。脱毛が起こると、頭皮はより刺激を受けやすくなり、また体の免疫力が落ちているときには、容易に感染(毛膿炎)を起こしやすくなります。洗髪の回数を極端に増やす必要はありませんが、これまでの生活習慣と同じ程度には洗髪したほうがよいでしょう。
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