便秘は、消化器症状の1つとして代表的なものであり、不快な症状です。器質性のもの、機能性のもののほかに薬剤性のものがあり、ここでは薬剤性の便秘を中心に説明します。
| 抗がん剤 | ||||||
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| 吐き気止め | ||||||
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抗がん剤の副作用によって末梢神経障害と自律神経障害が生じ、腸管の運動や物質の運搬が妨げられて、便秘が引き起こされます。また、抗がん剤以外にも、制吐剤(吐き気止め)や抗がん剤治療に伴う生活の変化(食事・水分摂取の減少、運動量の低下)などによっても起こります。
ほとんどの方は、水分の補給や緩下剤をうまく組み合わせることによって、便秘を予防することができます。便秘を予防するために、次の順番でできることをやってみましょう。
使用される主な下剤
| 薬物名 | 原因 | 効果発現時間 | 常用量と増量方法/注意点 |
| 酸化マグネシウム | 便をやわらかくして排便をしやすくします | 0.5〜2時間 | 1〜3g/日で増減可 コップ1杯の水で食後に内服します |
| センノシド (プルゼニド(R)、アローゼン(R)) |
大腸の粘膜を刺激して、腸の運動を促します | 8〜12時間 | 1〜2錠/日 直接大腸に作用するので、食事の影響を受けない就寝前に内服します |
| ピコスルファート (ラキソベロン(R)) |
大腸の粘膜を刺激して、腸の運動を促します また、腸のなかで水分が身体に吸収されるのを阻止する作用もあります |
7〜12時間 | 10〜15滴/日、錠剤は2〜3錠/回 就寝前の内服に効果があります |
| 新レシカルボン坐薬 | 発泡性で、直腸に入れると二酸化炭素が発生し、直腸を刺激して排便を促します | 10〜30分 | 1個/日 便意を感じているが、便が硬くて通過困難なときや腹圧がかけられないときに有効です |
| 浣腸 (グリセリン浣腸) |
直腸の粘膜を刺激して、腸の運動を促します また、便をやわらかくして排便をしやすくします |
2〜5分 | 10〜150ml/回 便意を感じているが、便が硬くて通過困難なときや腹圧がかけられないときに有効です |