がん剤の種類によっては、副作用として末梢神経障害(しびれ)が起こります。
| パクリタキセル(タキソール(R)) | ビンクリスチン(オンコビン(R)) |
| ドセタキセル(タキソテール(R)) | ビンデシン(フィルデシン(R)) |
| シスプラチン(ランダ(R)、ブリプラチン(R)) | ビンブラスチン(エクザール(R)) |
| シタラビン(キロサイド(R)) | オキサリプラチン(エルプラット(R)) |
抗がん剤の副作用による末梢神経障害(しびれ)は、他の副作用症状と違い、メカニズムの詳細が明らかになっていません。なかには、まったくメカニズムのわからないしびれもあります。考えられているメカニズムとしては、(1)神経細胞への直接障害、(2)神経細胞に連続した軸索(興奮の伝導を行う)の一部の障害、があります。
抗がん剤の副作用による末梢神経障害(しびれ)は、他の副作用と違い、一度出現するとその回復には長い期間かかります。症状の程度にもよりますが、数ヵ月から、長いときは1年以上かかるときもあります。また、確立した治療法もないため、早期発見と早期対策が必要です。末梢神経障害は、どんな検査結果にも反映されないため、自覚症状に気づいた時点で、症状の軽いうちに担当医に伝えておくことが必要です。また、日常生活においては、外傷に気づきにくくなるので、やけどしたりぶつけたりしないように注意することが大切です。