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PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)留置中の管理

更新日:2006年10月01日     掲載日:2006年10月01日

1.PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)とは

胆管が腫瘍、胆石、炎症などにより、閉塞して全胆汁がうっ滞すると、胆汁の成分の一部が血液中に逆流し、黄疸(高ビリルビン血症)が発生します。PTCD (経皮経肝胆管ドレナージ)は黄疸を緩和する目的で、皮膚から直接肝臓内の胆管(胆汁が流れている管)にチューブを挿入し、体外に胆汁を流す方法です。流出した胆汁は、バッグ内にためておきます。

2.PTCD留置中の注意事項

留置中は、チューブの閉塞と逸脱(胆管からチューブが抜けてしまうこと)に注意します。チューブが閉塞すると胆汁が流れ出なくなり、胆管炎の原因となります。胆汁の量が急激に減少した場合は、身体の中でのチューブの逸脱が考えられます。日ごろから胆汁の量や性状に注意しましょう。胆汁の性状は黄褐色(ウィスキー色)の粘ちょう性の液体で、1日に体外に流出する量は400〜1000mlぐらいです。また、チューブの皮膚固定部の状態をチェックしましょう。

以下の症状が発生した場合は、担当医に連絡しましょう。

1)チューブが閉塞、逸脱した場合の症状

  • 胆汁の量が急激に減少する。
  • 腹部に重苦しい疼痛が持続する。
  • 38度以上の発熱が続く。

2)感染を起こした場合の症状

  • チューブ挿入部が赤く腫れていて痛みがある。
  • ガーゼが膿で汚染している。
  • 胆汁の色が緑色になる。

3.自宅でのチューブ管理

1)ガーゼ交換

チューブ挿入部の感染とチューブの固定確認のために、1週間に2〜3回程度は交換しましょう。

<必要物品>

  • 消毒液、消毒用綿棒
  • 絆創膏(チューブ固定テープ)
  • 皮膚保護用ガーゼ(保護用ガーゼつきテープでもよい)

<方法>

  1. 石鹸を使って流水で手を十分に洗います。
  2. 皮膚から保護用テープをはがします。はがすとき、チューブを引っ張らないよう注意しましょう。
  3. 挿入部周囲の皮膚が保護用フィルムの糊などで汚染されている場合は、清潔な温タオルでやさしく拭きましょう。
  4. 滅菌の綿棒に消毒液をつけ、挿入部を中心に、外側に向かって渦巻きを描くように消毒します。一度使った綿棒は、決して消毒液に戻さないようにしましょう。
  5. 保護用テープの内側のガーゼ部分に手を触れないようにして、挿入部に貼ります。
  6. チューブは少したるみをつけて、不自然な屈曲・ねじれなどがないように、絆創膏で確実に固定します。
  7. ※絆創膏固定の位置は毎回変えて貼ると、テープかぶれを予防できるでしょう。

2)胆汁バッグ(ボトル)交換

<必要物品>

  • 消毒液、消毒用綿棒
  • 滅菌された胆汁バッグ(ボトル)

<方法>

  1. 石鹸を使って流水で手を十分に洗います。
  2. 現在使用中の胆汁バッグ(ボトル)を、接続部からはずします。
  3. アルコール綿で、チューブの接続部を消毒します。
  4. 新しい胆汁バッグを接続します。
  5. 胆汁バッグの位置として、立位時逆流防止のため、大腿部あたりの低い位置とします。

3)シャワー浴について

感染しないように注意すればシャワー浴ができます。

<必要物品>

  • 保護用フィルム(水を通さない通気性のある大判のテープ)

<方法>

  1. チューブの挿入部のガーゼの上から保護用フィルムを貼ります。
    お湯が入るのを防ぐため、チューブに密着させるように貼りましょう。
  2. シャワー浴後は、挿入部の消毒、チューブ固定部の絆創膏の交換を行います。
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