乾燥(ドライスキン):[国立がん研究センター がん情報サービス]
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乾燥(ドライスキン)

更新日:2006年10月01日     掲載日:2006年10月01日

1.皮膚が乾燥する原因

ドライスキンとは、皮膚の柔軟性が低下し、硬く、脆(もろ)くなり水分量が減少した状態をいいます。皮膚の水分は、発汗、不感蒸泄(じょうせつ)、湿度により供給され、皮膚の保湿は、皮脂、角質細胞幹物質(セラミド)、天然保湿因子(NMF)によって保たれています。

皮膚の老化、栄養不足、むくみ(浮腫)などのために皮脂腺の数の減少、さらに、細胞内に存在する天然保湿因子の減少などにより、水分保持能力が失われます。また、乾燥は皮膚側の原因だけでなく、環境やライフスタイルによっても大きく影響されます。

生理的原因: 新生児・小児・中年女性・老人
皮膚炎に持続するもの: アトピー性皮膚炎・尋常性魚鱗癬(ぎょりんせん)の初期症状
角質の科学的刺激によるもの: 洗剤の接触・脂溶性溶媒(ようばい)の接触
全身的な疾患によるもの: 腎不全・粘液水腫(すいしゅ)・栄養障害、ビタミンA欠乏症

2.ドライスキンの影響

皮膚が乾燥すると浅い亀裂(ひび割れ)を起こし、外からの刺激やアレルゲンの侵入を保護するバリア機能が障害されます。加えて温度変化に伴い、かゆみを生じ、かくことよって湿疹が出現します。

3.スキンケアの方法

1)清潔行為

  1. 皮脂の喪失、かゆみの誘発を避けるため、熱い湯での入浴、長湯は避けましょう。また、洗浄力の強い洗浄剤の使用や、過度のあかすりも皮膚が乾燥します。
  2. 入浴剤は岩塩タイプのもの、硫黄の温泉成分入りのものは避け、保湿成分の含まれるものを使用します。また、黄疸(おうだん)時の重曹清拭(せいしき)はかゆみを和らげることもありますが、重曹の成分で皮膚は乾燥します。
  3. 石鹸は低刺激(弱酸性洗浄剤)のものを使用し、こすらず、よく泡立ててなでるように洗います。冬場や乾燥がひどい部位などは、石鹸使用の頻度を減らしましょう。
  4. ドライスキン時は、皮膚のバリア機能が低下した状態にあるため、清潔にするように努めましょう。

2)保湿クリームの使用

濡れたままの皮膚は水分の蒸発量が増すため、すばやくふき取り、入浴後には必ずクリーム剤やローションを塗ります(油性基剤外用製剤、尿素含有軟膏など)。

3)室温、湿度

  1. 冷暖房使用の際は、直接風に当たらないよう工夫します。
  2. 必要であれば加湿器を使用します。

4)掻破(そうは)の予防

  1. 直接皮膚に接触する下着、衣類、装飾品に注意し、誘発を防止するようにします。
  2. かゆみが強い場合は薬剤の内服または軟膏を使用しますが、その使用法については医師の指示に従い、自己判断で増減しないようにしましょう。

5)栄養

  1. 偏食(へんしょく)せず、バランスの良い食事を心がけましょう。
  2. ビタミンAが含まれる食品を摂取するようにしましょう。
  3. 水分を多めに摂取するようにしましょう。
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