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むくみ(浮腫)
更新日:2006年10月01日 掲載日:2006年10月01日
1.原因とメカニズム
むくみ(浮腫)とは、血液中の体液が血管外に漏れ出るなどして、血管外皮下組織に溜まった状態をいいます。大きく、全身性のむくみと局所性のむくみに分けます。全身性のむくみの原因としては、心臓性、腎性、肝臓性、医原性、がんや貧血、慢性下痢などによる浸透圧低下があげられます。また、局所性のむくみの原因としては、静脈性やリンパ性があげられます。
2.指導項目と実際のケア方法(スキンケア中心)
むくみ(浮腫)のある皮膚は抵抗力が弱く、傷つきやすく、感染も起こしやすい状態になっています。
(1)皮膚を清潔に保ちましょう。
- かゆみを起こさないように、清潔にしておくようにしましょう。強くこすると、皮膚を傷つけてしまいます。押さえ拭きするように、やさしく拭くようにしたほうがよいでしょう。スキンケアは、やさしく丁寧に行うことが大切です。
(2)皮膚を傷つけないように、常に注意が必要です。摩擦やズレなどにより、褥瘡(じょくそう)を起こさないように気をつける必要があります。
- むくみ(浮腫)のある部分を枕などで持ち上げ(挙上し)、体液の移動を促したり、いつも同じ体勢ではなく、体の向きを変えたり、除圧用のマットやクッションを利用すると良いでしょう。
- 爪は短く整えておくよう心がけましょう。
(3)皮膚への刺激は、極力避けるようにしましょう。
- 衣類は、繊維の柔らかい肌触りのよいものを選択し、締め付けないものにしましょう。
- 加湿器を利用して部屋の湿度を調節し、出来れば電気毛布の使用は避けます。入浴後は、なるべく早めに保湿剤を塗るなどして乾燥を防ぐようにしましょう。
- 保湿剤は、市販の尿素、乳酸、コラーゲンなどを含むものを使っていただいてもよいですが、乾燥が強いときは、皮膚科の医師に相談されることをお勧めします。
- 絆創膏の使用は極力避け、包帯やネット包帯などで固定します。どうしても絆創膏を使用する場合は、粘着力が弱く、肌に負担のかからないものを、接着面積を少なくして貼ります。はがすときは、ゆっくり丁寧に皮膚を押さえながらはがすことがポイントです。
(4)血液の循環をよくしてあげることも大切です。
- 衣類や寝具を調整して、いつも暖かくしているように心がけましょう。
- カイロなどを直接皮膚にあてると、低温やけどをします。十分注意してください。
- 衣類での圧迫も、避けるほうがよいでしょう。
- リンパ浮腫の場合、マッサージや弾性ストッキングなどで、循環をよくしてあげることが効果的な場合があります。
- 専門の知識が必要な場合が多いので、リンパ浮腫の項を参考にしてください。
(5)栄養状態を整えることも大切な場合があります。
- 医師の指示に従った食事を摂る必要がある場合があります(主治医にご相談ください)。
(6)陰部にむくみ(浮腫)がある場合、皮膚同士の密着や摩擦を防ぐために、ミネラルオイルを皮膚に塗布しておくと、肌への負担が減ります。
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