開放創は、創感染の予防をするために、創面を十分に生理食塩水で洗浄することが基本です。また、感染創においても膿(うみ)などの異物を除去し、創を開放して生理食塩水で十分に洗浄することが大切です。細菌や異物を除去し、創を清潔に保つために、生理食塩水を滅菌した注射器に吸い、軽く圧をかけながら創部を洗います。ある程度創が改善してくれば、医師に確認のうえ、水道水で開放創を洗浄することも可能です。その場合、シャワーを使って創を洗浄すると適度な圧が加わり、洗浄がしやすくなります。シャワーの圧は痛くない程度にします。創を洗浄する際は出血をすることがあるので、無理にこすらないようにしましょう。創の周囲の皮膚は、弱酸性の石鹸や洗浄料を使用して洗います。創面をイソジンなどで消毒する必要はありません。感染予防や創の治癒促進のために、きれいに洗うことが大切です。感染した開放創の場合や、開放創が深い場合は、創洗浄できないこともあります。消毒や被覆法について医師の指示を受けてください。
開放創を洗浄する際は、創部の大きさ、形、色や、周囲の皮膚の様子も観察もしましょう。洗浄する前に、はがしたガーゼの浸出液の有無や、色、においも観察しましょう。創部の様子を観察することによって、早く異常に気がつくことができます。
開放創を洗浄した後、創部をガーゼで保護します。
洗浄の刺激や、ガーゼが擦れてジワッと出血する程度の出血であれば、急いで受診する必要はありません。しかし、タラタラと断続的に流れる出血を認めたときは、ガーゼや清潔なタオルで圧迫し、担当医に連絡のうえ受診してください。
傷の中に血の固まりのようなものができたら、ケアや管理方法を再確認する必要があるので、受診するようにしてください。
以下の場合が開放創の感染のサインです。感染したからといって自分で消毒などはせず、できるだけ早く医師に相談しましょう。