同種造血幹細胞移植を実施するには、まず患者さんと同じHLA型(組織適合抗原の型)を持つドナー(造血幹細胞提供者)の方を探すところからはじまります。通常は、兄弟・姉妹や親子といった血縁者にHLA検査を行い、ドナーになれる方を探します。検査の結果、患者さんのHLAと適合した血縁者がドナーとなって造血幹細胞が提供されれば、実際に移植が行われることになります。しかし、血縁者のだれともHLAが適合しなかった場合、または適合しても、造血幹細胞採取前の健康診断でドナーとしての適格性を欠くことが判明した場合、ドナー候補者自身やその家族から提供の意思や同意を得ることができなかった場合等、血縁者の中でドナーを探し出すことができないことも珍しいことではありません。しかし、そのような場合でも、同種造血幹細胞移植を受けるチャンスはあります。
1つはテレビの公共広告などにより、多くの方に知られるようになった「日本骨髄バンク(骨髄移植推進財団)」を介した“非血縁者間骨髄移植”です。骨髄バンクにドナー登録をしている一般ボランティアの中から患者さんと同じHLAを持つ人を探し、その方から提供された骨髄を移植するというものです。もう1つは、「さい帯血バンク」を介した“さい帯血移植”です。この“非血縁者間骨髄移植”と“さい帯血移植”は、それぞれ「骨髄バンク」、「さい帯血バンク」を介してコーディネートが進められ、移植実施へとたどり着きます。
つまり移植を実施するには、各バンクに対して患者さんと主治医が所定の手続きをして申請する必要があります。それによって各バンクが骨髄・さい帯血提供までのコーディネートをします。なお、その過程で必要な検査などの費用は、骨髄を提供される患者さんが負担することになっています。
詳しいことは
骨髄移植推進財団、
日本さい帯血バンクネットワークのホームページをご参照ください。