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子宮頸がんと予防ワクチン

更新日:2015年01月27日 [ 更新履歴 ]    掲載日:2010年03月24日
更新履歴
2015年01月27日 2.HPVワクチンの内容を更新しました。
2012年01月25日 内容を更新しました。

1.子宮頸がんとヒトパピローマウイルス(HPV)

子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(Human Papillomavirus:HPV)の感染が、関連しているとされています。HPVには、100種類以上のタイプがあり、このうち15種類が子宮頸がんの原因となるハイリスクタイプに分類されています。HPVは、性交渉により感染することが知られていますが、HPV感染そのものはまれではなく、感染しても多くの場合、症状のないうちにHPVが排除されると考えられています。HPVが排除されないで感染が続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。しかし、どの程度の確率でHPVが感染するか、あるいはHPV感染が続いた場合、どの程度の確率で、前がん病変や子宮頸がんが発生するかについてはよくわかっていません。子宮頸がんの患者さんの90%以上からHPVが検出されることが知られていますが、HPVに感染した方の多くは、無症状で経過し、発がんすることはまれだと考えられています。

2.HPVワクチン

HPVに対するワクチンは、接種することによって体内に抗体をつくり、HPVの感染を防止します。平成24年1月現在、国内で市販されているワクチンは、2種類あります※。

いずれも、ハイリスクタイプに分類されるHPV15種類のうち、2種類(16型と18型)の感染による子宮頸がん(扁平上皮がん、腺がん)およびその前がん病変に対して高い予防効果があるとされています。一方、このワクチンの効果効能に関連する接種上の注意点として、ワクチンに添付されている説明書には、以下の4点が示されています。
  1. HPV16型及び18型以外の癌原性(発がんの原因になる)HPV感染に起因する子宮頸がんおよびその前がん病変に対する予防効果は確認されていません。
  2. 接種の時点ですでに感染しているHPVを排除したり、すでに発症しているHPV関連の病変の進行を予防する効果は期待できません。
  3. 接種は定期的な子宮頸がん検診の代わりとなるものではありません。接種に加え、子宮頸がん検診を受診したり、性感染症の予防に注意することが重要です。
  4. 予防効果がどのくらい持続するかについては、わかっていません。
※ このうち1種類は、16型と18型に加え、6型と11型の感染も予防する効果があり、外陰上皮内腫瘍と腟上皮内腫瘍および尖圭コンジローマに対しても予防効果があるとされています。
子宮頸がんはその他のがんと異なり、若い世代に多くみられます。ワクチンを接種するとともに子宮頸がん検診を定期的に受診することが、その予防と早期治療のために有効と考えられます。ただし、副反応の発生頻度等がより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種の積極的推奨差し控えの措置がとられています。

3.子宮頸がん検診の重要性

HPVワクチンは子宮頸がんの治療薬ではありませんし、定期的な子宮頸がん検診の代わりとなるものではありません。ワクチン接種に加え、正しい子宮頸がんの知識を持ち、何よりも早期発見のために子宮頸がん検診を定期的に受診することが重要なのです。若い女性に発症するがんだからこそ、20歳からの子宮がん検診を受けてください。子宮頸がん検診については「子宮がん検診の勧め」をご覧ください。
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