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がん検診共通Q&A

更新日:2012年01月20日    掲載日:2006年10月01日

1.効果のあるがん検診

Q1
どのようながん検診を受けたらいいですか。
A1
科学的な方法により、がん検診として効果があると評価された検診を受けることが望ましいといえます。効果が不明あるいは効果なしと評価されている検診を受ける場合には、なぜ効果が不明あるいはないと判断されているのか、検診を受けることによりどのようなデメリットがあるかについて、詳しい説明を受けるように心掛けてください。

次の表に、科学的な方法によってがん死亡率用語集アイコンの減少が確認された検診方法を示します。

対象臓器 効果のある検診方法 対象年齢 受診間隔
胃X線 40歳以上 1年に1回
大腸 便潜血検査
大腸内視鏡
40歳以上 1年に1回
胸部X線と喀痰細胞診(喫煙者のみ)の併用 40歳以上 1年に1回
乳房 視触診とマンモグラフィ(乳房X線)の併用 40歳以上の女性 2年に1回
子宮頸部 細胞診 20歳以上の女性 2年に1回

Q2
がん検診として、効果が不明ということはどういうことですか。
A2
がん検診を受けても、そのがんによる死亡率が減少したということが科学的に証明されていないものを、効果が不明ながん検診といいます。ただし、現在こうした評価となっているがん検診についても、今後さらなる研究によって、効果があるかどうか判明します。こうした検診方法については、きちんとした研究が行われていなかったり、研究の途上にあることから、効果がある、あるいはないといった確実な判断ができない状況にあるということです。

Q3
精度の高い検査が、がん検診として効果があるといえますか。
A3
精度が高い検査を行い、多くのがんを発見された場合には小さながんも見つかりますが、その中には生命に影響しないがんも含まれています。このため、精度の高い検査で小さながんを見つけても、がんによる死亡率が変化しない場合があります。がん検診の効果を正確に判断するためには、検査の精度だけでは十分な判断ができません。このため、がんの死亡が減少したということを科学的に証明することが必要です。

Q4
検診料金の高い検査が、がん検診として効果があるといえますか。
A4
がん検診の効果は、がんによる死亡率が減少したということを科学的に証明することが必要です。検診の効果があるかどうかは、検診料金に反映されるわけではありません。このため、検診料金の高い検査が、必ずしも効果のある検診とはかぎらない場合があります。がん検診を受診する場合には、費用ではなく効果を確認して、受診するかどうかを判断してください。

2.がん検診の受診

Q5
がん検診はどこで受けることができますか。
A5
各地方自治体(都道府県、市町村、特別区)で、がん検診や一般の健康診断、人間ドックの案内をしています。各地方自治体から委託を受けた医療機関などで受けることができます。これらの検診は、どなたでも受診することが可能です。ただし、対象となる年齢や実施時期、検査を行う場所、費用負担は各自治体によって異なります。詳しくは、各地方自治体のがん検診担当窓口にお尋ねください。

Q6
症状があった場合には、どうしたらいいですか。
A6
がん検診は、症状のない方のための検査です。明らかな症状のある方には、それぞれの体の状態に応じた適切な検査や治療が必要になります。症状のある場合は、必ず医療機関を受診しましょう。

Q7
がん検診の準備としては、どのようなことが必要ですか。
A7
検査の準備が必要な場合と、不要な場合があります。胃X線用語集アイコン検査では、検査当日は検査が終了するまで食事や飲み物がとれません。便潜血検査では、検査のための採便を2日行います。喀痰検査(かくたんけんさ)では、3日間喀痰の採取が必要です。胸部X線検査、マンモグラフィ、子宮頸部細胞診用語集アイコン(しきゅうけいぶさいぼうしん)では、準備は不要です。ただし、生理中の場合、子宮頸部細胞診を行えないことがあります。

Q8
検査を受けるのに、苦痛や負担がありますか。
A8
検査そのものに要する時間は、いずれも10〜20分程度ですが、場合によっては長くなることもあります。また、検査によっては、多少の痛みや不快感を伴うこともあります。

Q9
マンモグラフィ(乳房X線)や胃X線検査では、放射線の被曝(ひばく)がありますか。
A9
胃、肺、乳房は、X線検査を行うので被曝(ひばく)があります。しかし、大地から受ける自然放射線と比較しても、その被曝量は同等以下です。1回の撮影で受ける被曝量は、健康に重大な影響を及ぼすものではありません。検診を受けることにより救命できるがんを見つけることは、健康に影響しない程度に被曝するよりメリットが大きいといえます。

3.がん検診の精密検査

Q10
がん検診で精密検査が必要と判定されました。精密検査は本当に必要ですか。
A10
がん検診で精密検査が必要と判定されたのは、「がんの疑いを含め異常(病気)がありそう」と判断されたということです。その原因について、より詳しい検査を行い、本当に異常があるかどうかを調べる必要があります。症状がない、健康だからといった理由で精密検査を受けない場合には、がん検診で見つかるはずのがんを放置してしまうことになります。

Q11
精密検査はどこで受けたらよいでしょうか。
A11
がん検診の種類によって、精密検査の方法が異なります。どのような医療機関で精密検査を受けたらいいかは、検診を受けた医療機関や、かかりつけ医にご相談ください。

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