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オダイン錠

一般名:フルタミド(FLT)
更新日:2006年05月18日    掲載日:2003年05月13日

1. このお薬は

前立腺がんの治療に用いられます。

Q1
がんに対してどのように作用するのですか?
A1
体内でつくられる男性ホルモンとしてアンドロゲンがあります。一方、ホルモンが深くかかわる前立腺がんなどのがん細胞には、アンドロゲン(鍵)と結びつく受容体(鍵穴)がたくさんあり、アンドロゲン(鍵)が受容体(鍵穴)に結びつくとがん細胞の増殖を助けてしまいます。

オダイン錠は、アンドロゲンより先に受容体に結びつくこと(抗アンドロゲン作用と呼ばれます)を主な作用として、がん細胞の成長や増殖を抑えたり遅くするお薬です。

2.このお薬の副作用などについて

Q2
このお薬を飲むに当たって注意することは?
A2
このお薬により、精子数が減少することが知られています。もし子どもをつくる予定がある場合には、あらかじめ医師とよく相談して下さい。

Q3
肝臓への影響はありますか?
A3
このお薬は、ときとして肝臓に障害を及ぼすことがあります。血液検査を行うなど、注意深く観察しながら治療を進めますが、以下のような症状にお気づきの際には、すぐに診察を受けて下さい。

<代表的な症状>

皮膚・爪・白目などが黄色になる、体がだるい、かゆみ、食欲不振、吐き気、嘔吐

Q4
このお薬を使い始めてから、咳が出たり息切れすることがあるのですが…
A4
このお薬の副作用に、間質性肺炎と呼ばれる呼吸器系障害が起きた例があります。医師も注意深く観察していますが、今後の治療に影響を与えたり日常の生活に支障を来す場合もありますので、お薬の使用中はもちろん、お薬を使わなくなってからも以下のような症状にお気づきの際には、すぐに医師の診察を受けて下さい。

<代表的な症状>

空咳(痰の出ない咳)、軽い動作や運動時の息切れ、発熱が続く、息苦しい、体がだるい

Q5
女性ホルモンのような作用はないのですか?
A5
このお薬により乳房が膨らんでくることがあります。通常はあまり気にならない程度ですが、日常の生活に支障を来す場合には医師にお伝え下さい。

Q6
このお薬であらわれやすい副作用は?
A6
このお薬を飲み始めたころ、排尿困難、顔面のほてり、骨の痛みなどの症状があらわれることがありますが、時間の経過とともに症状はなくなってきます。不快に感じたり、わずらわしいと感じたときには、医師に相談して下さい。

Q7
お薬を飲んでから、尿が着色してきましたが…
A7
このお薬により尿が琥珀(こはく)色や黄緑色になった例が報告されています。お薬の成分が尿中に排泄されたためと推測されていますが、肝臓の機能が低下したときにも同じような症状があらわれることもありますので、ご自分で判断せず、医師にお伝え下さい。

副作用の記載について

お薬はいくつかの働きを持っています。あなたの病気を治したり、症状を和らげるために利用するお薬の働きを「主作用」といい、それ以外を「主」に対して「副」の働き、いわゆる「副作用」といいます。期待する働きだけあらわれるのが理想なのですが、理想的なお薬はなかなかありません。

「副作用が心配で…」、「副作用が恐いから薬はなるべく飲みたくない、使いたくない」そんな声をよく耳にします。しかしながら、「副作用が恐いから薬を飲まない」というのは、「手を切るのが心配だから包丁は使わない」、「交通事故が恐いからどんなに遠くても歩いて行く」のと同じではないでしょうか。料理するには包丁が必要ですし、旅行には交通手段も必要です。お薬も同じで、「副作用が心配だから」といって勝手にお薬を中止したり、量を減らしたりしていると、効果を期待することはできません。

いたずらに副作用を恐れるのではなく、副作用の正しい知識と理解を持ち、万が一副作用があらわれた場合でも、できるだけ早期に対処できるように上記の内容を記載しました。
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