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くすりQ&A

更新日:2004年12月02日    掲載日:2003年05月13日
Q1
禁煙できない場合はどうすればよいですか?
A1
たばこの煙には約4,000もの化学物質が含まれており、ニコチンやタールなど、有害であることがわかっている物質だけでも200種類以上といわれています。たばことがんの間に深い関係があることは皆さんもご存じでしょう。たばこの害は吸っている本人だけでなく、周囲の人にも影響を及ぼします。妻が吸わなくても、夫が1日20本以上吸うヘビースモーカーの場合、喫煙しない夫を持つ妻と比べて、肺がんの死亡率が2倍も高いという報告もあります。「たばこ」だけが肺がんの原因ではありませんが、喫煙率の低下したアメリカやイギリスでは肺がんの発生率が低下する傾向にあります。肺がんの予防のために禁煙を心がけましょう。

たばこの害について十分に知ってはいるけれども「禁煙できない」という方もいると思います。 なぜ、禁煙は難しいのでしょうか。

禁煙するとイライラ感、ストレス、口寂しさ、たばこへの渇望などがあらわれますが、これらの症状はニコチンに対する「依存症」といわれています。喫煙は単なる嗜好的な習慣ではなく依存症の1つですので、「本人の意思」だけで禁煙できないこともあるのです。

たばこ以外からニコチンを補給して禁煙時にあらわれる症状を和らげ、ニコチンの補給を徐々に減量しながらニコチン依存症から離脱する方法があります。この治療法には、ニコチンをお薬として使用しますので、「禁煙したいができない」という方は医師にご相談下さい。

禁煙を補助するお薬は…
・たばこの成分のうちニコチンだけを含むお薬です。
・ガムタイプと貼り薬タイプがあります。ガムタイプは一般の薬局で購入できます。
・医師の処方せんが必要なお薬ですが保険は適用されません。
・病院の薬局ではなく、院外の調剤薬局で調剤してもらいます。

禁煙を補助するお薬 写真

これらのお薬による禁煙方法は、現在のところ最も効果の高い方法ですが、実際の禁煙達成率は約30%〜40%にすぎません。お薬は禁煙のお手伝いをすることしかできません。大切なのは「禁煙する」という本人の強い意思です。

Q2
お薬の相互作用にはどんなものがありますか?
A2
薬が体に入って出るまで イラスト 2種類以上のお薬を同時に使用すると、組み合わせによっては作用が強くあらわれたり、逆に効果が弱くなったり、場合によっては副作用があらわれやすくなることがあります。これをお薬の相互作用と呼んでいますが、「お薬とお薬」だけでなく「お薬と食べ物」や「お薬と飲み物」でも、同じようなことが知られています。飲食物とお薬の関係については 「薬と飲食物の関係について」 をごらん下さい。

相互作用はすべてのお薬で起こるわけではありません。また、危険な組み合わせもありますが、悪い影響だけでなく、相互作用を上手に利用することによって少ないお薬で効果を得られるようにすることもあります。

では、お薬の相互作用はどのような仕組みで起こるのでしょうか。
  1. お薬が吸収される過程
  2. お薬が血液によって体の中を運ばれる過程
  3. お薬が代謝(分解や解毒されること)される過程
  4. お薬が排泄(尿や便などと一緒になって体の外に出ること)される過程
お薬が体の中に入ってから外に出るまで、以上の4つの過程があります。残念なことですが、相互作用の仕組みについて、すべてが解明されているわけではなく、また、相互作用についてすべての組み合わせが判明しているわけでもありません。ここでは、4つの過程をもとに、お薬の相互作用について、いくつか例をご紹介しましょう。

1)お薬が吸収される過程での相互作用

テトラサイクリン イラスト飲んだお薬は食道から胃、さらに胃から十二指腸へと移動しながら溶けていきます。溶けたお薬は、主に十二指腸から小腸のあたりで吸収されますが、組み合わせによっては、お薬の吸収が悪くなったり、逆に吸収がよすぎたりすることがあります。吸収が悪くなると効果も悪くなり、吸収がよすぎると副作用があらわれることがあります。

例えば、テトラサイクリンという抗生物質は、アルミニウムやマグネシウムなどを含むお薬と同時に飲むと吸収が悪くなることがあります。

これらのお薬の相互作用は、服用時間を2〜3時間あけることで避けることができます。このようにお薬には、一緒に飲んで問題のない組み合わせ、一緒に飲んではいけない組み合わせがありますので、お薬は指示どおりに飲みましょう。


2) お薬が血液によって運ばれる過程での相互作用

ワルファリン イラスト吸収されたお薬は血液とともに体の中を運ばれていきます。血液中ではアルブミンというタンパク質と結合している状態と、結合していない状態のお薬があります。アルブミンと結合したお薬は、お薬としての効果を発揮せず、結合していないお薬だけが効果を発揮します。アルブミンと結合する力はお薬によって違いますので、アルブミンと結合する力の強いお薬と弱いお薬を一緒に用いると、結合する力の弱いお薬はアルブミンから離れ、作用が強くあらわれることがあります。

例えば、血液が固まるのを調節し、狭心症や脳梗塞の治療に用いるワルファリン(ワーファリン)というお薬があります。このお薬と解熱や鎮痛に用いるアスピリン(バファリンなど)というお薬を飲み合わせると、アスピリンによってワルファリンがアルブミンから離れるため、ワルファリンの作用が強くあらわれることになります。


3) お薬が代謝(分解や解毒されること)される過程での相互作用

ティーエスワン イラストお薬は血液とともに体の中を運ばれていきますが、多くのお薬は肝臓で代謝(分解や解毒されること)されます。肝臓には非常に多くの種類の酵素があって、お薬は酵素の働きにより代謝されるのです。代謝に必要な酵素の種類は、お薬によって違います。同じ酵素で分解されるお薬を一緒に用いると、代謝が遅くなることがあります。また、酵素の働きを強くしたり、逆に弱くしたりするお薬もあります。

ティーエスワン(TS-1)」 というお薬を例に説明しましょう。

このお薬はテガフール、ギメラシル、オテラシルカリウムという3つの成分を含む抗がん剤です。これらの成分のうち、テガフールは、肝臓でフルオロウラシルという抗がん剤に変化してから、がん細胞に作用します。 ところが、フルオロウラシルは体の中で分解されやすいため、ティーエスワン(TS-1)にはギメラシルとオテラシルカリウムという2つの成分を加え、フルオロウラシルの代謝を抑えることで作用する時間を長くさせる工夫がしてあります。そのため、フルオロウラシルを含むお薬やギメラシルとオテラシルカリウムと同じような作用をするお薬と一緒に用いると副作用がとても強くあらわれる危険性があるので、このようなお薬とティーエスワン(TS-1)は一緒に使わないように決められています。


4) お薬が排泄される過程での相互作用

体に入ったお薬は、尿、便、母乳などと一緒に体の外へ排泄されますが、 大部分は腎臓から尿と一緒に排泄されます。この過程でも相互作用が起こることが知られています。

例えば、尿から排泄される尿酸の量を増やして、痛風の治療に用いるプロベネシド(ベネシッドなど)というお薬があります。このお薬と糖尿病に用いられるクロルプロパミド(ダイヤビニーズなど)を一緒に用いると、クロルプロパミドの排泄が遅れるためクロルプロパミドの作用がいつもより長く続いて、低血糖症状を起こすことがあります。

お薬の相互作用について、いくつか例をご紹介しました。

では、相互作用を未然に防ぐには、どうしたらよいのでしょうか。

そのためには、今お使いになっているお薬や、他の病院からもらっているお薬があれば、必ず医師や薬剤師に伝えましょう。相互作用を起こすすべての組み合わせが判明しているわけではありませんが、少なくとも現時点で把握できている相互作用について、チェックすることは可能です。

国立がん研究センター中央病院では、お薬と一緒に「あなたのお薬記録票」をお渡ししていますので、他院を受診した際には必ず「あなたのお薬記録票」を医師・薬剤師に見せて相互作用の有無を確認してもらいましょう。また、「お薬の説明書」には、一緒に使わないように決められているお薬の名前を赤字で記載してありますので、複数の病院を受診している方はご自分でも注意して下さい。


Q3
妊婦とビタミンAについて
A3
妊娠中はビタミンなどの栄養素を多くとるようにいわれてきました。ところが妊娠前3ヶ月から妊娠3ヶ月までの間に、ビタミンAを1日10,000単位以上とっていた妊婦から先天性異常児の生まれる割合が高かったとの調査結果が報告されました。この報告では、妊娠初期3ヶ月以内の妊婦、または妊娠を希望する女性はビタミンAの量を1日5,000単位未満にするように注意しています。

妊婦 イラスト
日本人が1日に必要とするビタミンAの摂取量
男性 2,000単位
女性 1,800単位
妊娠前半期 1,800単位
妊娠後半期 2,000単位
授乳期 3,200単位

特にビタミンAが不足していなければ、普通の食事から十分な量をとることができます。多ければよいというものでもありませんので、栄養食品や栄養補給剤などに含まれているビタミンAの量に注意して下さい。

参考までに食品(1食分)に含まれるビタミンAの量を紹介しましょう。食品の場合、調理方法などにより吸収される率が変わってきますので、あくまでも目安として下さい。

神経質になる必要はありませんので、ビタミンAを極端に控えるような、偏った食事を避け、バランスのとれた食事を心がけて下さい。

食品(1食分)に含まれるビタミンA量
鶏のレバー(50g) 23,500単位 豚のレバー(50g) 21,500単位
牛のレバー(50g) 20,000単位 やつめうなぎ(50g) 12,500単位
銀だら(1切れ80g) 5,040単位 うなぎの蒲焼き(1串100g) 5,000単位
ほたるいか(30g) 1,500単位 はも(50g) 1,000単位
あなご(1切れ40g) 680単位 マーガリン(10g) 600単位
プロセスチーズ(30g) 360単位 卵黄(1個分20g) 360単位
バター(10g) 190単位 - -
※「日本人の栄養所要量 第5次改訂」より引用

Q4
お薬はどのようにして生まれてくるのでしょうか?
A4
お薬を一度も飲んだことがないという人は多分いないでしょう。では、お薬はどのようにして生まれるのでしょうか。

治験薬 イラストまず、品質や安定性の試験を行うとともに、動物で効き目や安全性などを詳しく調べます。そして、これらの結果からお薬として最も期待できそうなものが選び出されますが、まだお薬としては使用できません。

そして、このようにして選び出されたお薬の候補物質について、人の病気を治すのに本当に役立つかどうかを患者さんで確かめます。この試験では、どのような患者さんに効くのか、どのような量を使うのがよいかなど、お薬として使うために必要な情報が得られます。この試験のことを「治験」と呼び、お薬と呼ぶには半人前なので「治験薬」と呼んでいます。

これらの結果をもとに、国(厚生労働省)の審査を通ったものだけが、正式に「お薬」として使用されることになります。


治験とは
「治験」という言葉は、初めてお聞きになったかもしれません。

上記にあるように、製薬会社ではお薬になりそうな候補物質を詳しく調べ、動物で効き目や安全性を調べますが、動物と人間では体の大きさや副作用のあらわれ方が違うので、患者さんの協力を得て効き目などを確認することがどうしても必要になります。

このように、「治験」は1つのお薬が生まれるかどうかの最終段階であるとともに、最も重要な段階でもあるのです。治験を行うときには、最初は少人数の人だけに、お薬を少なく使って安全性を確認してから徐々に量を増やし、その後患者さんも増やしていきます。


治験に参加していただく場合
治験での説明と同意 イラスト 治験に参加していただく場合には、治験を開始する前に治験を担当する医師が患者さんに文書で内容を詳しく説明しなければならないことがルールで決められています。そして、患者さんが自分の意思で同意した場合だけ、治験に参加していただくことができます。たとえ同意しなくても、その後の治療で不利益を受けるようなことは決してありませんし、同意した後でも(たとえすでに開始している場合でも)途中で参加を取りやめることができます。

治験に参加するかどうかは患者さんが自分の意思で決めることですので、もし医師から依頼があった場合には、治験の内容を十分に理解することが必要です。わからないことは、説明した医師に、どんなことでも遠慮なく質問したり確認して下さい。患者さんに無理強いしたり、患者さんに無断で治験薬を使うようなことは絶対にありません。

「がんの制圧」は人類の悲願であり、この悲願を達成することは国立がん研究センターがん対策情報センターの目標でもあります。「がんの制圧」は研究者や医者の努力だけでは達成できるものではありません。患者さんのご理解とご協力がぜひとも必要なのです。

Q5
古くなったお薬は?
A5
古くなったお薬 イラストお薬は指示されたとおり正しく保存すれば、使用期限まで使用することができますが、保存の仕方によって効果が悪くなることがあります。包装に使用期限が明記してあるお薬もありますので、確認してみましょう。

飲み残したお薬で使用期限の不明なものや使いかけの点眼薬、軟膏などの外用薬は、品質の低下を考慮すると思い切って捨てることも必要です。

Q6
どのように保存したらよいでしょうか?
A6
薬の保存方法 イラストお薬は缶などのふたのできる容器に入れ、お薬以外のものと区別して保存しましょう。

お薬の容器に乾燥剤を一緒に入れると、さらによい保存状態が保てます。ほとんどのお薬は部屋の温度と同じ状態で保存してかまいません。お薬の袋に「冷蔵庫に保存して下さい」の指示がある場合には、冷凍庫ではなく冷蔵庫に保存し、凍結しないように注意しましょう。凍結したお薬は、本来の効果が期待できないことがありますので、使用しないようにして下さい。

Q7
お薬を保存する場所は?
A7
お薬は次のような場所には保存しないで下さい。

直射日光の当たるところや湿気の多いところを避け、涼しい場所に保存して下さい。
粉薬は温度や湿度により変化しやすいので、特に梅雨どきや夏期には保存方法に注意して下さい。
誤って飲むことのないように、子供の手の届くところには保存しないで下さい。特に、お菓子と一緒のところには保存しないように注意しましょう。
薬は子供の手の届かない場所へ イラスト薬は直射日光を避けて保存 イラスト

Q8
医師に伝えるべき事項について
A8
お薬は健康や生命に直接関係するものですから、医師はあなたの症状や体質などを考慮して慎重にお薬を選択しています。しかし、いくら注意しても、体質やそのときの状態によって副作用が起こりやすくなることもあります。診察の際には症状や体調、体質などをできるだけ具体的に医師に伝えて下さい。

1)アレルギー体質の方

アレルギー体質の方 イラスト体の中に入ってきた異物(抗原)から身を守るために防御反応が働きます。しかし、異物に対する反応が強過ぎると、アレルギー反応となってあらわれ、体にさまざまなトラブルが生じます。アレルギー反応の結果起こる病気をアレルギー性疾患といいます。その代表的なものにぜんそく、じんま疹、花粉症、食物アレルギーや薬物アレルギーなどがあります。

今までに、お薬が原因で発疹、発赤、かゆみ、ぜんそくなどを経験したことのある方
お薬だけでなく、食物や化粧品などでアレルギーを経験したことのある方
ぜんそくなどのアレルギー体質の方やアレルギー体質の家族がいる方

※お薬、食物や化粧品などでアレルギーを経験したことのある方は、原因となるお薬などの名前を手帳などに記録し、診察の際に医師に伝えることが大切です。

2)複数の病院に通院している方

複数の病院に通院している方 イラストすでに服用しているお薬については、患者さんから伝えてもらわなければ、医師は知ることができません。飲み合わせの悪いお薬を避け、同じ種類のお薬を重複して服用しないためにも、忘れずに医師にお伝え下さい。

他の病院から処方されたお薬を使用している方
薬局で買ったお薬を使用している方

※使用しているお薬の名前を診察の際に医師に伝えて下さい。お薬の名前がわからない場合は、お飲みになっているお薬を医師に見せて下さい。国立がん研究センター中央病院では、処方せんの写しをお渡ししています。他の病院を受診する場合には、必ず医師に処方せんの内容をお伝え下さい。

3)妊娠している方、妊娠の可能性がある方

胎児の正常な発育に影響を与えることがあるため、妊娠中に服用できないお薬があります。神経質になる必要はありませんが、妊娠中のお薬の服用や使用には十分注意しましょう。

妊娠初期などに気がつかずにお薬を服用してしまった場合、まず医師に相談しましょう。
長期間お薬を服用しなければならない方は、妊娠する可能性がある前に医師に相談して下さい。

4)授乳中の方

赤ちゃんの肝臓や腎臓は十分に発達していないため、母乳中のお薬が赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがあります。お薬を服用している間は母乳を中止し、粉ミルクに切りかえていただくこともありますので、授乳中のお母さんは必ず医師にお伝え下さい。
授乳中の方 イラスト

Q9
一般用医薬品と医療用医薬品はどのように違うのでしょうか?
A9
街の薬局・薬店で自由に購入することができるお薬を一般用医薬品と呼び、病院でもらうお薬を医療用医薬品と呼びます。一般用医薬品と医療用医薬品はどのように違うのでしょうか。

薬はオーダーメード イラスト一般用医薬品は市販薬、または大衆薬とも呼ばれています。一般用医薬品に含まれている成分は、医療用医薬品に比べて一般に副作用が少なく、多くの人が使用できるように工夫されています。一方、医療用医薬品は性別、年齢、病気の種類や程度によって、医師が処方するものです。病院でもらうお薬は医師があなたの症状に合わせてオーダーメードした「あなただけのお薬」です。

同じ高血圧症だからといって、ご家族の高血圧のお薬を飲んで血圧が下がり過ぎた方、息子さんの睡眠薬を飲んで眠り過ぎたお年寄り、などのお話を耳にすることがあります。

病院に行くのが面倒だ、暇がない、などの理由で、単に症状が似ているからといって他の人のお薬を使用しないで下さい。また、ご自身がお使いになって調子がよいからといって、同じ症状の人に勧めるようなことは絶対にしないで下さい。

Q10
院外処方せんとは何ですか?
A10
医薬分業・院外処方せんについて理解を深めていただくためのQ&Aです。長所と短所をご理解いただく上で、参考になれば幸いです。

Q. 医薬分業とは何ですか?
A. 「医薬分業」とは診察を受けた後に医師から「処方せん」を受け取り、街の保険薬局で処方せんに従ってお薬を調剤してもらうシステムのことです。


Q. 院外処方せんとは何ですか?
A. 病院の薬局でお薬をもらうのではなく、街の保険薬局でお薬を調剤してもらうための処方せんを院外処方せんと呼んでいます。


Q. 薬局には本人が行かないとだめですか?
A. お仕事などの都合で、ご自身が行けない場合には、ご家族など代理の方がお薬をもらうこともできます。また、薬局に処方せんを預けて、調剤されたお薬を後でとりに行くこともできます。


Q. 院外処方せんはいつまでに薬局に持って行けばよいのですか?
A. 院外処方せんが発行された日から4日以内に保険薬局でお薬を調剤してもらって下さい。ただし特別な理由により有効期限の延長が必要な場合は、その旨を主治医にお申し出下さい。


Q. どこの薬局でもお薬をもらえますか?
処方せんを受け付ける薬局めじるし 図A. 処方せんを受け付ける薬局であれば、どこでも同じお薬を調剤してもらうことができます。「処方せん受付」、「保険薬局」、「保険調剤」、「基準薬局」などと表示してある薬局に行って下さい。あなたのお住まいや勤務先の近くの薬局、あるいは乗り継ぎ駅の近くなど、都合のよい場所にある薬局を自由に選ぶことができます。

薬局の所在や電話番号などを知りたい方は、薬剤部あるいは医事課に遠慮なくご相談下さい。


Q. お薬はすぐに受け取ることができますか?
A. たいていは病院でもらうより、早く受け取ることができます。ただし、日本では約16,000品目のお薬が医療用として使われており、お薬によっては取り寄せなければならないことがあります。その場合には多少お待たせすることになります。


Q. 街の薬局からお薬をもらっても費用は同じですか?
A. 病院薬局に比べて街の保険薬局ではお薬を調剤する費用などが高いため、費用に若干の差があります。

費用はお薬の種類数と日数により異なりますが保険薬局を利用した場合、数百円くらい費用が高くなります(2003年4月現在)。「副作用から身を守るための情報」に対するサービス料と理解してはいかがでしょうか。


Q. なぜ街の薬局からお薬をもらうのですか?
A. 薬局では、あなたの体質やお使いになっているお薬に関する記録を作成します。この記録を管理することで、体に合わないお薬や別の病院から同じ成分のお薬が重複して処方されている場合などをチェックすることができます。また、複数の病院や診療所からお薬をもらう場合、お薬の組み合わせによっては、一緒に服用するとお薬の働きが強くなったり、弱くなったりすることがあります。このようなお薬の組み合わせを未然に防ぐためにも、かかりつけの薬局を決めていただくことをお勧めします。

薬局はいつでも変えることができます。しかし、あまりたびたび変えますと、あなたのために保存・管理している記録を十分に生かすことができなくなりますので、特別な事情がない限り変えないことをお勧めします。


国立がん研究センター中央病院  薬剤部
東病院 薬剤部

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