3-1-1.病期(ステージ)

子宮体がんの病期は、がんの大きさだけでなく、子宮の筋肉の層内にがんがどの程度深く入っているか、リンパ節転移や肺などへの遠隔転移があるかどうかで分類されています。

子宮体がんでは、手術で摘出したものを病理学的に診断した結果をもとに、がんがどの程度広がっていたかを調べて決定する、手術進行期分類を用いています。(表1)このため、手術前に推定される臨床病期とは一致しないことがあります。最初の治療で手術をしなかった場合は、CT検査やMRI検査、PET/CT検査などの画像診断により病期を推定します。

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【8ページ表 表1.子宮体がんの手術進行期分類(日産婦2011、FIGO2008)】

日本産科婦人科学会・日本病理学会編「子宮体癌取扱い規約 病理編 第4版(2017年)」(金原出版)より作成

子宮体がんの手術進行期分類(日産婦2011、FIGO2008)】

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