子宮体がんでは、手術の範囲によって、治療後の経過が大きく異なります。術後はしばらく傷が痛むため、起き上がったり、立ち上がったりするときに、治療部分である下腹部に力を入れることが難しく、移動や、排尿・排便に苦労することがあります。傷の状態が安定し、痛みがとれてくると、少しずつ動ける範囲が広まります。その他には、足がむくんだり(リンパ浮腫)、更年期障害のような症状が現れたりすることがあります。気になる症状があるときには、担当医や看護師に相談してみましょう。
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