手術後の治療方針を決めるために、手術で採取したがん細胞を調べて、組織型とがんの広がりから再発のリスクを予測します。
子宮体がんは、組織型や悪性度により3つのグループに分けられます。具体的には、再発の低い順に、「類内膜がんのうち悪性度が比較的低いもの」「類内膜がんのうち悪性度が高いもの」「漿液性がん・明細胞がん」の3つです。
手術後は、これら3つのどのグループに所属するのかと、子宮の筋肉の層、血管、リンパ管、子宮頸部、子宮の周りへのがんの広がりから、再発リスク分類のうち、低リスク、中リスク、高リスクのどれに当てはまるか予測した上で治療方針を決めていきます(図2)。
【9ページ図 図2.組織型や悪性度とがんの広がりによる術後の再発リスク分類】
日本婦人科腫瘍学会編「子宮体がん治療ガイドライン2018年版」(金原出版)より作成
【図終わり】