3-3.放射線治療

放射線による治療では、高エネルギーのX線やガンマ線でがん細胞を傷つけ、がんを小さくします。

手術後の再発予防を目的として、体の外から放射線を照射する外部照射、または、腟内から子宮の中に放射線を照射する腔内くうない照射を行います。

高齢者や他にかかっている病気などによって手術ができないとき、また、がんの進行や転移による痛みなどのがんによる症状や、止血の難しい出血をおさえるときに行うこともあります。

副作用として、子宮体がんの放射線治療の場合、直腸炎、膀胱炎、小腸の閉塞へいそく(ふさがること)や下痢などが起こることもあります。治療が終わって数カ月から数年たって起こる症状(晩期合併症)もあります。患者さんによって副作用の程度は異なります。