3.患者さんのご家族へ

がんの診断・経過を通して、患者さんだけではなく、患者さんと共に歩むご家族にもさまざまな影響が生じます。

それらは、精神的なものだけではなく、患者さんの身の周りの世話などの現実的な問題、家族の役割の変化、経済的な問題など、幅広いものです。

こうしたことから、ご家族は、患者さんに次ぐ、「第2の患者」ともいわれています。

一方で、多くのご家族は、患者さんを支えることに一生懸命で、ご自身のことは後回しになってしまう傾向があるようです。

「がん相談支援センター」では、患者さんのご家族の相談にも対応しています。患者さんに代わってがんの情報を集めたいときや、患者さんへの接し方に悩んでいるとき、どうぞお気軽にご相談ください。

大切な人を支えるために、家族自身の気持ちや体の悩みについても「がん相談支援センター」にお聞かせください。

おわりに

最初は漠然とした不安や疑問でも、話をする中で問題が明確になったり、自分が大事にしたいことに気が付くこともあります。

この冊子で紹介した以外の相談でも構いません。がん治療や療養生活の中で悩んだときや困ったとき、「がん相談支援センター」にご相談ください。「がん相談支援センター」では、あなたと一緒に、あなたの今とこれからを考えるお手伝いをします。

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