4-3 がん治療の影響について聞いてみましょう

がん治療の影響は、副作用として全身や体の一部にあらわれたり、外見が変化したり、人によっては気持ちに影響することもあります。また、治療後すぐにあらわれることもあれば、時には数年から十数年たってからあらわれることもあります。

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治療を始める前に、これから自分の体や心に起こりうることやその対処法を知っておくことは、あなたの助けになります。治療が終わってからの生活のことや気になることも、主治医や看護師など医療スタッフや、がん相談支援センターで話をしてみましょう。

〔検索〕がん情報サービス さまざまな症状への対応〔QRコードがあります。〕

治療を始める前に確認したいこと
〜将来子どもを持ちたい方へ〜

治療の前に、将来子どもを持ちたいか考えることも大切です。

妊よう性にんようせいは子どもをもうけるために必要な能力のことで、性別やがんの種類にかかわらず、がんの治療によって、
妊よう性が弱まったり、失われたりすることがあります。

最近では、将来自分の子どもを持つ可能性を残すための「妊よう性温存」が可能なこともあります。妊よう性温存のための治療は、がんの治療が始まる前に受ける必要がありますので、将来子どもを持つことを望むのかどうかについて、考えてみることも大切です。
〔検索〕がん情報サービス 妊よう性〔QRコードがあります。〕

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