主にEMRで切除が困難な大きな病変に対しての治療法です(図6)。がんを浮きあがらせるために、病変の粘膜下層に生理食塩水やヒアルロン酸ナトリウムなどを注入してから、病変の周りを高周波ナイフで徐々に切開し、はぎ取る方法です。EMRと比較すると、治療に時間がかかります。また、出血や穿孔などのリスクも少し高くなります。
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【14ページ図 図6.内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)】
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