手術後に放射線治療と併用して6週間テモゾロミドを内服します。その後、維持療法として5日間テモゾロミドを4週おきに内服します。
テモゾロミドは化学療法で用いられる経口の細胞障害性抗がん剤ですが、これまでの薬剤に比べて貧血、白血球減少、血小板減少などの骨髄抑制が軽いのが特徴です。ただし、リンパ球減少が特徴的でニユーモシスチス肺炎などの特殊な肺炎を合併するリスクがありますので、肺炎の予防薬を同時に併用するなど専門医とよく相談しながら治療することが必要です。
ほかの主な副作用は悪心、吐き気、便秘などの消化器症状や倦怠感などですが、吐き気を予防する制吐剤や緩下剤などと服用することにより症状が軽減します。