舌(した)は、口腔(こうくう)内にある器官で、表面の粘膜と、筋肉でできています。前方約2/3の動かせる舌可動部(舌体(ぜったい)と呼ばれることもあります)と、後方約1/3の舌根(ぜっこん)に大きく分けられます(図1)。
舌可動部の表面の粘膜には、味を感じる味蕾(みらい)という小さな器官があり、舌で味を感じることができます。そのほか、舌は、食べ物をかみ砕いてうまく飲み込むことを助ける機能や、正しく発音する機能を担っています。
【2ページ図 図1.舌と周囲の構造】
【図終わり】
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