卵巣は、子宮の両脇に1つずつある親指大の楕円形の臓器で (図1)、骨盤内の深いところにあります(図2)。卵巣は、卵巣の表面をおおっている上皮(表層上皮)、卵子のもとになる胚細胞、性ホルモンをつくる性索細胞、間質細胞などからできています。卵管は子宮から左右に伸びた一対の管状の器官で、先端は卵巣の近くで漏斗のように広がっています。
【3ページ図 図1.卵巣と卵管】
【図終わり】
卵巣は、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンを分泌します。また、初経から閉経までのあいだ、成熟した卵子をおよそ28日ごとに放出(排卵)します。放出された卵子は卵管を通って子宮体部に送られます。