1-4-1.外陰上皮内腫瘍(VIN)

VINはヒトパピローマウイルス(HPV:human papillomavirus)感染に関連するものと関連しないものとで区別されています。

(1)HPV感染に関連するVIN

比較的若年者に発症します。軽度扁平上皮内病変に分類されるものは自然に消えることが多いため、経過を観察します。一方で、高度扁平上皮内病変に分類されるものについてはがんになる可能性があるため、患者さんの状況に応じて治療が行われます。

(2)HPV感染に関連しないVIN

高齢者に多く、白斑がみられることが多いです。分化型外陰上皮内腫瘍に分類され、悪性度が高い傾向にあるため、治療が行われます。