4−6−1 細胞障害性抗がん薬

進行していて切除が難しい場合や、転移がある場合の薬物療法としては、まず細胞障害性抗がん薬による治療が行われます。また、膀胱全摘除術の前や後に手術の効果を高める目的で、細胞障害性抗がん薬による薬物療法を行うこともあります。

進行していて切除が難しい場合や、転移がある場合には、ゲムシタビンとシスプラチンを併用するGC療法を行います。腎機能に障害がある場合には、ゲムシタビンとカルボプラチンを併用するGCarbo療法を行うことがあります。また、膀胱全摘除術の前に手術の効果を高めることを目的として、シスプラチンを基本とした薬物療法を行うこともあります。