4−6−2 免疫チェックポイント阻害薬

細胞障害性抗がん薬を用いた薬物療法の効果がなく、がんが再発したり進行したりした場合には、免疫ががん細胞を攻撃する力を保つ薬である免疫チェックポイント阻害薬の使用を検討します。免疫チェックポイント阻害薬を使う治療法は、免疫療法にも分類されます。

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薬物療法の副作用
細胞障害性抗がん薬の副作用には、吐き気、食欲不振、白血球減少、血小板減少、貧血、口内炎、脱毛などがあります。また、免疫チェックポイント阻害薬の副作用には、かゆみ、疲労、吐き気、免疫関連副作用(甲状腺機能低下症など)があります。免疫関連副作用は、頻度としてはそれほど高くはありませんが、重い症状が出ることもあるため、慎重な対応と早期発見が必要です。