小腸または大腸を一部切りとってつなぎ合わせ、尿をためるための袋(新膀胱)をつくり、左右の尿管と尿道につなぐ方法です(図8)。ストーマをつくる必要がなく、尿道から尿が出せることが大きな特徴ですが、術後にリハビリテーションを行って、排尿のコツやメンテナンスの方法を身につける必要があります。また、手術が複雑で時間がかかるため体への負担が大きく、尿道にがんがある場合や尿道に再発する危険性が高い場合には選択できません。
【18ページ図 図8 自排尿型新膀胱造設術】
【図終わり】