この冊子は、

実際にがんになった方(ご本人)やそのご家族から、治療や日常生活の中で、困ったり悩んだりした体験を広く聞きながら作成しました。ご本人のご家族であるあなたに向けて、「あなたが今できること」を考えるヒントになることを目指しています。

これからあなたが、この状況とどう向き合い、ご本人にどう接したらよいのか、治療の流れに沿って、次の3つのヒントとともに考えていきます。

がんになったご本人とあなたを支える3つのヒント
ヒント1 患者さんの気持ちや希望を理解する
ヒント2 情報とうまく付き合う
ヒント3 家族が自分自身も大切にする

ご家族といっても、ご本人との関係性はさまざまです。遠方に住んでいたり、多忙でご本人と過ごす時間がとれないご家族もいることと思います。でも、さまざまな立場のご家族を支える情報や相談窓口、制度があります。あなたなりの関わりを大切にしていきましょう。

ご本人をあたたかく支えていくため、そしてあなた自身のことを大切にしていくために、この冊子がお役に立てば幸いです。