1-6 困ったときには医療者や相談員に相談する

重要なことは、つらい気持ちをひとりで抱えないことです。

家族であるあなたの心配事を、友人や知人へ相談することだけでなく、医療者に相談することもできます。「担当医が忙しそうでなかなか話をしにくい」と感じる場合には、看護師などの医療者に声をかけても構いません。

また、「がん相談支援センター」を活用することも1つです。「がん相談支援センター」は、ご家族の心のつらさへの対処はもちろん、患者さんご本人の副作用への対処や治療費の支払い、各制度の活用等、仕事や生活全般にわたって、幅広い相談ができます(「がん相談支援センター」についてはP23〜24をご覧ください)。

現実的に、家族だけでできる支援には限界があります。ぜひ、周囲の力やさまざまな制度を利用しながら、歩みを進めていきましょう(制度については、P15 「図6 利用可能な制度や対応窓口の例」もご参照ください)。

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