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家族向けの緩和ケアの情報

更新日:2011年09月29日     掲載日:2011年09月29日

1.患者さんと家族の心を支える緩和ケア 

患者さんと家族の心を支えることは、緩和ケアが担う大きな役割です。

患者さんは“がん”と疑われたとき、病名や再発や転移を知ったときなど、さまざまな場面で心に負担がかかります。その代表的なものが「不安」と「落ち込み」です。これらは多くの人に見られ、直ちに問題になるというわけではありません。通常は数日から2 週間程度で、困難を乗り越えて適応しようとする力が働き出します。しかし、それ以上たってもつらさが回復しないで、日常生活に支障が出るようなら、心のケアなどの対処が必要です。この状態が長く続くことは、患者さんの生活の質を低下させるだけでなく、がんの療養への取り組みにも悪い影響を与えたり、家族のストレスを高めることにもつながります。

1)患者さんの家族と心の問題

家族の誰かががんにかかることは、ほかの家族の心にもさまざまな影響を及ぼします。家族も、患者さんが“がん”と疑われたときや、病名や再発や転移を知ったときなど、さまざまな場面で心に負担がかかります。患者さんの治療がうまく進めば家族も元気になりますが、治療経過が思わしくないと家族も気持ちが沈みがちになります。

患者さんばかりでなく家族の心にも強く影響することを理解し、負担感が強いと感じたら、
家族の方も心のケアを受けてください。

2)心のケアとカウンセリング

カウンセリングは、心の専門家と不安や落ち込みについて話していくことが中心になります。言葉にすることで気持ちが楽になり、整理がついたという経験は、多くの方が持っているのではないでしょうか。また、がんと心の状態についての理解を深めることで、心配やつらい気持ちが和らぐこともあります。

心のケアは、精神腫瘍科や心療内科、緩和ケアチームなどの医師のほか、心理士、心の問題を専門に扱う看護師、ソーシャルワーカーなどにも相談できます。

相談については、各地域のがん診療連携拠点病院にある相談支援センターでも対応してもらえます。

2.家族向けの緩和ケアの情報

患者さんが必要なときに十分な緩和ケアを受けるためには、緩和ケアに対する家族の正しい理解が大切です。家族に「緩和ケアは末期がんのためだけのもの」「痛いのは病気だから仕方ない」などの誤解があると、患者さんにとって緩和ケアを十分に受けることができなくなり、痛みなどに苦しむ時間を過ごすことになってしまうこともあります。一方、緩和ケアは患者さんだけでなく、家族に対しても行われます。患者さんをどう支えていったらいいのか悩んだり、社会的、経済的な問題が生じたりすることもあるかもしれません。がんの治療を専門にしている多くの医師や看護師は、緩和ケアの必要性を十分に理解していますので、痛みの治療や心の不安などのことで、緩和ケアについて積極的に相談してください。

患者さんが自宅で緩和ケアを受ける場合は、訪問診療医や訪問看護師などが家族と協力しながらケアを行います。この場合、介護をする家族の負担を軽減できるような態勢を整えておくことも大切です。家族の気分転換や息抜きができる時間をつくれるように友人や親せきなどの協力が得られると、在宅療養への不安が軽くなります。また介護保険のサービスなども上手に利用しましょう。介護者が疲れる前に心身を充電できるような態勢づくりについても、訪問診療医や地域の緩和ケア病棟、あるいは地域のがん診療連携拠点病院のがん相談支援センターなどにご相談ください。
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