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肝腫瘍〈小児〉(かんしゅよう)

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更新・確認日:2014年04月22日 [ 履歴 ]
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2014年04月22日 2013年6月発行の冊子とがん情報サービスの情報を再編集し、掲載しました。

検査と診断

肝臓の腫瘍は、おなかの大きな膨らみや、腹部腫瘤に偶然触れて気が付くことが多く、小さな腫瘍のうちに発見されることはまれです。

画像検査

腹部超音波(エコー)検査やCT、MRI検査などで腫瘍の大きさや手術によって切除できるかどうかなどの可能性を詳しく調べます。

肝腫瘍は肺に転移しやすく、初めて病院を受診したときにすでに肺転移がある場合も多いため、肝臓とともに肺の検査(単純X線検査、CTなど)も行います。また、全身の臓器への広がりを調べるために、核医学検査(骨シンチグラフィーなど)を行います。

血液検査

肝芽腫や肝細胞がんの多くは、腫瘍により産生される血液中のAFP(アルファフェトプロテイン)という腫瘍マーカー(腫瘍に特徴的にふえる物質)の値が高くなります。

病理検査

画像検査などで、1回の手術で切除することが困難と判断した場合は、手術で腫瘍の一部分を採って(生検)、採取した腫瘍組織を顕微鏡で診断(病理診断)し、腫瘍の性質を詳しく調べます。

病期(ステージ)

病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてステージともいいます。

小児では、肝細胞がんも肝芽腫と同じ分類が用いられます。術前分類として、PRETEXT分類が用いられ、術後分類として、COG分類が用いられます。

従来わが国では、日本小児外科学会の病期分類が用いられていましたが、最近では国際分類に準ずるようになってきました。術前のPRETEXT分類と、術後のCOG分類の詳細について、以下を参照してください。
表1 PRETEXT分類
表1 PRETEXT分類の図
※肝門部:門脈、肝動脈、胆管の3種類の脈管が出入りする肝下面中央付近の部位
図1 PRETEXT分類の概略図
図1 PRETEXT分類の概略図
表2 COG分類
表2 COG分類の図
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