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横紋筋肉腫〈小児〉(おうもんきんにくしゅ)

更新・確認日:2018年06月21日 [ 履歴 ]
履歴
2018年06月21日 「小児がん診療ガイドライン 2016年版」「小児がん治療後の長期フォローアップガイドライン 2013年」より、内容を更新しました。
4タブ形式に変更し、でんし冊子PDFを追加しました。
2014年04月22日 2013年7月発行の冊子とがん情報サービスの情報を再編集し、掲載しました。

日常生活について

退院後の日常生活では、感染予防に努めましょう。受けた治療にもよりますが、治療後しばらくの間は予防接種を受けられないことがあります。詳しくは担当医に確認してください。

就園・就学や復学については、お子さんの状態や受け入れ側の態勢によって状況が異なります。担当医やソーシャルワーカーと、時期や今後のスケジュール、さらに、活用できる社会的サポートについてよく話し合いながら進めていきましょう。

学校生活ではお子さんの様子をみながら、担任の先生や養護教諭などと相談し、できることから徐々に慣らしていきましょう。

また、感染予防の一環として、水ぼうそうやはしかなどの特別な感染症が流行した場合は、学校から早めに連絡してもらうようにしてください。その際には、対応について担当医に相談してください。

経過観察

診断後2年以内が多いとされる再発や、晩期合併症の早期発見のために、治療終了後も定期的な診察や画像検査などの経過観察が必要になります。

初発時の治療終了後には、問診、全身診察に加え、原発部位(局所、領域リンパ節)のCT検査やMRI検査、肺転移の有無を確認するための胸部CT検査などを定期的に行います。また、骨転移の有無を確認するために、骨シンチグラフィや全身骨X線検査が行われます。

また、治療終了5年以降の再発はまれであることから、5年以降は身体所見と血液検査によるフォローアップが行われます。

晩期合併症

晩期合併症は、成長や時間の経過に伴って治療の影響によって起こる症状のことです。どのような晩期合併症が出現するかは、病気の種類・受けた治療・治療を受けた年齢などに関連し、症状の程度も異なります。

横紋筋肉腫の化学療法では、高用量のシクロホスファミド(CPA)やイホスファミド(IFM)を用いることがあるため、不妊や二次がん(特に白血病)に対する注意が必要になります。その他、腎機能や心機能などに障害があらわれていないかも注意が必要です。
そのため、長期にわたって、診察や検査などを行って経過を観察します。

また、放射線治療の影響で、照射部位における骨軟部組織の成長障害、歯の発育障害、白内障、下垂体機能低下症、性腺機能障害、二次がんなどの発生に留意する必要があります。
特に、永久歯がつくられる時期に頭頸部(とうけいぶ)に放射線治療を受けた場合は、歯の形成異常を起こしやすいため、定期的な歯科受診が勧められています。

晩期合併症に適切な対処をするためには、定期的な診察と検査による長期間のフォローアップが必要になります。また、受けた治療の詳細(化学療法で使用した薬剤の名前や量、放射線治療の部位や量など)について担当医に聞き、保管しておくと役に立ちます。
よりよい情報提供を行うために、アンケートへの協力をお願いいたします。
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