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乳幼児への薬の与え方

更新・確認日:2014年04月22日 [ 履歴 ]
履歴
2014年04月22日 がん情報サービスの情報を再編集し、掲載しました。

お子さんにお薬をのませるときのコツや注意事項です。どうしてものませにくい場合には、医師や薬剤師に相談してください。

粉薬ののませ方

粉のままのめるのであれば、そのままのませてください。粉のままでは量が多かったり、味を嫌がったりしてのませるのが大変な場合には、次の2つの方法がありますので、お試しください。

方法1

乳幼児への粉薬ののませ方1
乳幼児への粉薬ののませ方1 イラスト
  • 1回分のお薬を少量(一口で飲める量)の水またはぬるま湯で溶かし、はしなどでよくかき混ぜます。
  • お薬をスプーンやスポイトなどにとり、少量ずつ飲ませてください。
  • その後、湯冷ましやミルクなどをのませてください。

方法2

乳幼児への粉薬ののませ方2
乳幼児への粉薬ののませ方2 イラスト
  • 手をきれいに洗ってください。
  • 1回分の薬を少量の水またはぬるま湯で練り、泥状にします。
  • それを指先につけ、上あごか、ほおの内側に塗ります。舌の先は味を感じやすいので、味を感じにくいところにつけます。
  • その後、湯冷ましやミルクなどをのませてください。

注意事項

数回分のお薬をまとめて溶かしたり泥状にすると、お薬の効果が低下する場合がありますので、のませる前に必ず1回分ずつ用意してください。

坐薬の使い方

使用方法

乳幼児への坐薬の使い方
乳幼児への坐薬の使い方 イラスト
  • 包装からお薬を取り出します。
  • 先のとがった方(太い方)からできるだけ深く挿入してください。
  • 坐薬の先を水やサラダ油でぬらすと、比較的痛がらずに挿入することができます。
  • 挿入して約10秒ほど押さえてください。
  • 手を放したときにお薬が出てしまった場合は、溶けていなければもう一度入れ直してください。溶けて入れにくい場合は新しいものを使用してください。
  • 坐薬を半分にする場合は、包装からお薬を取り出す前に消毒したナイフなどを使用して切ってください。
  • お薬を使用した後、油のような排泄物が出ることがあります。それはお薬に含まれている油分ですので心配ありません。

注意事項

坐薬を半分にする方法
坐薬を半分にする方法 イラスト
  • 坐薬を挿入したときの刺激で便意をもよおすため、坐薬が出てしまうことがあります。できるだけ排便後に挿入してください。
  • 使用する前に手を洗い、肛門の周囲を清潔にしてください。

水薬ののませ方

乳幼児への水薬ののませ方
乳幼児への水薬ののませ方 イラスト
  • 容器をよく振ってから、お薬の容器についている計量容器(カップなど)を使って1回分を計ってください。
  • 1回分を一度に口に入れず、一口でのめる量ずつスプーンやスポイトで流し込んでください。
  • その後、湯冷ましやミルクなどを飲ませてください。
  • 水で薄めて飲ませても結構ですが、この場合には飲ませる前に1回分だけ薄めるようにしましょう。

注意事項

水薬は、カビなどの汚染を防ぐため、冷蔵庫に保存してください。

薬をのませるタイミング

お薬は、なぜ食事に合わせてのませるのでしょうか。食事の時間に合わせてのませることにより、のみ忘れを防ぐことができるからです。また、一般に内服薬は主に胃や小腸で吸収されますが、胃の状態は食事の前後で大きく変化します。胃の状態によってお薬の効果が左右されることもありますので、指示された用法を守ってのませましょう。

起床時… 起床した後すぐ
食前…… 食事する30分くらい前
食直前… 食事する直前
食直後… 食事した直後
食後…… 食事した30分くらい後
食間…… 食事した2時間くらい後
食中…… 食事している最中
就寝前… 寝る30分くらい前
時間毎… 食事に関係なく指示された時間ごと
  • 朝食をとらない場合:起床後1~2時間以内にのませてください。
  • 昼食や夕食の時間が決まっていない場合:昼または夕方に時間を決めてのませてください。
  • 1日3回のませるように指示されている場合は、1日2食の場合もきちんと3回のませてください。
しかし、乳児は1日のうち眠っていることが多く、お薬をいつのませたらよいのか迷うことがあります。
  • 1日3回と指示されたお薬は、食事(授乳後)にとらわれず、1日をおおよそ3等分した時間(8時間)を目安にして、起きている時間帯にのませてください。
  • 授乳後にお薬をのませると、満腹でお薬を嫌がったり、ミルクと一緒に吐いてしまうことがあるので、空腹時や授乳前にのませましょう。

のませるときの注意事項

  • 乳児はのんだものを吐き出しやすいため、授乳後にゲップをさせていると思います。お薬をのませた後も、すぐに寝かせずに、しばらく抱いてあげましょう。
  • 粉薬や水薬は、のみやすくするためにジュース(酸味の強くないもの)や砂糖を加えても結構ですが、下痢を起こしているときは避けてください。
  • ミルクにお薬を混ぜると、ミルクの味が変わってミルク嫌いの原因になります。また、のみ残したときには正確な量のお薬をのまなかったことになりますので、ミルクには混ぜないでください。
  • お薬の事故の事例をみると、「会話をしながら」、「慌てて」、「暗い場所で」など、ちょっとした不注意が主な原因です。お薬をのませる際は、用法、用量を正しく守るのはもちろんですが、ほかに注意を向けることなく、慌てず余裕を持つことも大切です。

お薬をのませ忘れてしまったとき

  • 次にのませるときに忘れた分を一緒にのませないでください。1回に2回分のお薬をまとめてのませると、具合が悪くなることがあります。
  • 薬の種類やのみ方によっては、その日だけのませ方を変える必要がありますので、医師や薬剤師にご相談ください。
よりよい情報提供を行うために、アンケートへの協力をお願いいたします。
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