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急性骨髄性白血病(きゅうせいこつずいせいはっけつびょう)

更新・確認日:2015年05月20日 [ 履歴 ]
履歴
2015年05月20日 内容を更新しました。タブ形式に変更しました。
2006年10月01日 掲載しました。

1.経過観察と検査

治療後の通院の間隔は、病型(病気の種類)、治療の内容とその効果、継続して行う治療の有無、合併症や副作用の内容、治療後の回復の程度など、患者さんの状態によって異なります。担当医によく確認しておきましょう。一般的には体の状態をみながら、最初は1週間から2週間ごとに通院し、その後、通院の間隔を1カ月、2カ月と延ばしていきます。継続して治療を行わない場合、それ以降は3カ月から6カ月ごとに、再発がないかを調べるために通院します。

検査としては、診察、血液検査、尿検査のほか、超音波検査(エコー)X線検査CT検査MRI検査などの画像検査があげられます。症状や検査の結果によっては、骨髄検査骨シンチグラフィが行われます。

2.日常生活を送る上で

治療後しばらくの間は、疲れたら無理をしないですぐに横になれるようにしておきましょう。この期間は、家の周りの散歩など軽い運動や簡単な家事をしながら、体力の回復に努めます。ただし、急に発熱したり、胸が痛んだり、しつこい咳や息切れなどを感じたら、すぐに担当医に連絡しましょう。

入院での治療の後、退院してからも外来で治療を行う場合があり、治療期間は一般的に長期間にわたることが多くなります。この間、特に注意したいのが感染症です。寒い日は1枚余分に上着を羽織るなどして、体を冷やさない工夫も必要です。とげが刺さったり、虫に刺されたりしたら消毒薬を塗り、感染を予防しましょう。
【日和見(ひよりみ)感染症について】
日和見感染症とは、健康な人には害のないような弱い細菌や真菌(カビ)、ウイルスなどにより感染症を発症することです。治療中に起こりやすい感染症で、重症化する場合もあります。

人はさまざまなウイルスや細菌、真菌などから感染を受けながら、体の中の状態を維持しています。このような微生物は、大腸菌のようによい働きをしているものもありますし、静かに身を潜めているものもあります。しかし、免疫機能が非常に弱くなると、体内にいるこのような弱い微生物の活動さえも抑えられなくなり、感染症を発症することがあります。また、「麻疹(ましん:はしか)」や「水痘(すいとう:水ぼうそう)」など、幼少のころに感染して免疫を獲得していた場合でも、免疫機能が弱まることで再び感染する場合もあります。
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3.社会復帰

これまでの仕事や生活リズムにもよりますが、一般的には体力がついて副作用による症状も改善され、治療が一段落するか、安定した状態で維持療法を継続することができるようになれば、通常に近い生活リズムに戻すことが可能です。

外出の回数を増やす、軽い運動をしてみるなど、少しずつ行動範囲を広げていきます。職場に復帰するときは、会社の人たちに大まかな治療の予定や生活上の注意点などを伝えておき、無理のない業務や就労時間でスタートしましょう。

社会復帰については「働く世代の方へ」もご参照ください。

4.家族や親しい人の理解を得る

急性骨髄性白血病は、病状の進行が速いため、急に症状が出現する場合があります。そのため、心構えができていないうちに病気の診断を受け、治療が開始することもあります。状態によっては、詳しい診断が確定しないうちに緊急に治療が開始されることもあります。治療前に、その時点でわかっている病気の状況や治療内容について担当医の話を聞くときは、家族など信頼できる人に付き添ってもらうとよいでしょう。

特に治療に関しては、副作用も含め、治療の予定や見通しについてもよく確認しておくことが大切です。納得して治療が受けられるように、担当医や看護師に尋ねたいことはあらかじめメモに整理して聞くようにしましょう。疑問や納得できないことがないように、担当医や看護師に確認しましょう。

また、治療期間が長くなることが多く、抗がん剤や支持療法に必要な輸血・血液製剤の費用などで、医療費が高額になることがあります。病気や治療の説明、今後の予定、経済的なことなど、わからないことはがん相談支援センターに相談することができます。
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