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軟部肉腫〈成人〉(なんぶにくしゅ〈せいじん〉)

更新・確認日:2016年02月22日 [ 履歴 ]
履歴
2016年02月22日 タブ形式への移行と、日本整形外科学会診療ガイドライン委員会・軟部腫瘍診療ガイドライン策定委員会編「軟部腫瘍診療ガイドライン2012」「米国がん合同委員会(AJCC)による病期分類(第7版)」「国際対がん連合(UICC)による病期分類(第7版)」より、内容の更新をしました。
2007年10月30日 内容を更新しました。
1997年04月01日 掲載しました。

1.転移

転移とは、悪性腫瘍細胞がリンパ液血液の流れで運ばれて別の臓器に移動し、そこで成長することをいいます。軟部肉腫は肺転移の頻度が高く、皮膚、リンパ節、骨に転移する可能性もあります。

リンパ節転移単独の場合や、肺のみの転移で手術により完全に切除可能な場合は、切除することにより予後がよいという報告もあり、手術を検討することがあります。

軟部肉腫が転移している場合の薬物療法は、悪性腫瘍の進行を遅らせたり、つらい症状を和らげたりすることを目標に行います。痛みなどの部分的な症状が強いときは、手術や放射線治療を組み合わせて対症療法を行うこともあります。骨への転移があるときには、痛みの悪化や骨折を減らすために骨吸収抑制薬(骨を破壊する細胞の機能を抑え、骨吸収を抑制する薬。BMA[Bone Modifying Agent]ともいいます)による治療が検討されます。

治療やケアの方針は、患者さんの症状や体調、あるいは希望に応じて決めていきます。

2.再発

再発とは、治療により悪性腫瘍がなくなったあと、再び悪性腫瘍が出現することをいいます。再発には、もとの悪性腫瘍と同じ場所あるいはごく近くに起こる局所再発と、転移により別の場所にあらわれる遠隔転移があります。

局所療法の場合は、再度、手術を行って治癒(根治)を目指します。状況によって薬物療法や放射線治療を組み合わせます。

遠隔転移の場合は、切除により転移した病巣を取り除く場合もありますが、病状により薬物療法あるいは症状緩和を目的とした対症療法を行います。

再発や転移、痛みが強いときの治療については、以下の項もご参照ください。
がんの再発や転移のことを知る
がんの再発に対する不安や、再発に直面したときの支えとなる情報をまとめた冊子です。がんの再発という事態に直面しても、「希望を持って生きる」助けとなりたいという願いを込めて、再発がんの体験者、がん専門医らとともに検討を重ねて作成されたものです。 もしも、がんが再発したら 冊子
【参考文献】
  • 日本整形外科学会診療ガイドライン委員会・軟部腫瘍診療ガイドライン策定委員会編:軟部腫瘍診療ガイドライン2012;南江堂
  • Edge, S. B., Byrd, D. R., Compton, C. C., et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual, 7th ed., 2010; 291-6, Springer, New York.
  • Sobin, L. H., Gospodarowicz, M. K., Wittekind, Ch., eds.: International Union Against Cancer, "TNM Classification of Malignant Tumours", 7th ed., 2010; 157-61, WILEY-BLACKWELL, Inc., New York.
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