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倦怠感

更新・確認日:2006年11月30日 [ 履歴 ]
履歴
2006年11月30日 更新しました。
2006年10月01日 掲載しました。

1.倦怠感とは

倦怠感とは、"体がだるい"、"体がしんどい"など、何か行動をしようとするときの疲れやすさや脱力感、全身の衰弱感だけでなく、"やる気が出ない"、" 集中力がない"などの精神的疲労感を含みます。化学療法を受けられる、ほとんどの方が体験される症状といわれています。

2.倦怠感の原因

抗がん剤の副作用により倦怠感が出現しますが、そのメカニズムについては十分に解明されていません。下痢や吐き気などほかの副作用によって栄養バランスがくずれたり、代謝異常が起こったり、貧血や発熱、痛みなどからも引き起こされます。

3.倦怠感が出現する時期

1回目の治療中から出現し、回数を重ねるごとに症状が蓄積されやすいといわれています。

4.倦怠感に対する対処方法

1)倦怠感のパターンを知る

倦怠感は本人にとっては非常に辛い症状ですが、自分以外の人には理解してもらいにくい症状です。また、医師などに症状を伝えるときも、表現しにくいことがあります。自分以外の人に理解してもらうために、日記をつけるとよいでしょう。治療や生活のパターンと合わせて、感じた倦怠感の症状や程度、その変化、いつどのようなときに起こるかなどをノートに書き留めておくとよいでしょう。自分自身の症状を客観的に把握できるようになり、倦怠感を悪化させる原因がわかるようになることもあります。

2)活動と休息の調整

抗がん剤治療中は、吐き気や嘔吐などの症状が一緒に出現することで、活動と休息のバランスが崩れやすくなっています。また、これらの症状を抱えながら仕事や家事を行わなければならないので、健常時に比べてエネルギーの消費が高くなります。前述した倦怠感のパターンを見ながら、活動と休息のバランスを検討して、1日のスケジュールを調整します。

休息は、短時間の休息を回数多くとるほうが、疲労回復には効果的です。夜は、十分な睡眠をとることが重要です。眠れない日が続くようであれば、医師に相談して睡眠薬を使用してみるとよいでしょう。

倦怠感が強いときの仕事や家事は、周囲の人に理解してもらい、調整して援助してもらいましょう。

3)栄養・水分の補給

治療中は、吐き気や下痢で食事の摂取が不十分になりやすく、これが倦怠感の原因となります。消化がよく、栄養価の高いものを摂取するようにしましょう。

特に十分な水分摂取は、疲労物質を体外に排出させ、倦怠感の緩和に役立ちます。

4)血液・リンパ液の循環を促す

マッサージや入浴などで全身の血液やリンパ液の循環を促進することは、倦怠感の軽減につながります。また、適度な軽い運動も倦怠感を軽くしてくれることがあります。

5)リラクセーションや気分転換

辛い症状を抱えながら治療を継続することは、心身ともに非常にストレスがかかります。自律神経のバランスをととのえ、精神的にも安定した状態を保つことは、倦怠感の軽減につながります。呼吸法や音楽など、自分がリラックスできる方法を見つけてみてください。調子のよいときは、散歩をしたり、趣味を楽しむような時間を作って気分転換することをお勧めします。
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