WA期では、化学放射線療法が標準治療として推奨されています。
WB期では、化学療法が標準治療として推奨されており、免疫チェックポイント阻害薬と細胞障害性抗がん薬を組み合わせた治療を行います。体の状態を表す指標の1つであるパフォーマンスステータスが良好であること、臓器の機能が保たれていること、食道が狭くなって食物が通りにくくなっていないことなどの条件を参考に、治療が可能かどうかを検討します。
がんによる痛みや狭窄などの症状がある場合は、これらを緩和する治療が重要です。
【16ページ図 図6.食道がんの治療の選択(WA期・WB期)】
日本食道学会編.食道癌診療ガイドライン 2022年版.2022年,金原出版.を参考に作成
【図終わり】