治療は、がんの進行の程度や種類(組織型)に応じた標準治療を基本として、本人の希望や生活環境、年齢を含めた体の状態などを総合的に検討し、担当医と話し合って決めていきます。
喉頭がんの治療は、がんの進行度(T分類やN分類)や喉頭の機能の温存についての希望などにより、手術(外科治療)や放射線治療、薬物療法などを用いて行います。0〜U期までの場合は、放射線治療や喉頭を温存する手術のいずれかの治療で、喉頭を残すことが推奨されています。V期以上の進行がんの場合は、喉頭の機能を残すことを目指す治療(化学放射線療法)か、喉頭をすべて取り除く手術(喉頭全摘出術)かを決めていきます。なお、遠くの臓器に転移があるWC期の場合は、薬物療法を行うかどうかを検討します。
図2〜6は、喉頭がんの0期〜WB期・導入化学療法における標準治療を示したものです。担当医と治療方針について話し合うときの参考にしてください。
【9ページ図 図2.喉頭がんの治療の選択(Tis、T1)】
日本頭頸部癌学会編.頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版.2022年,金原出版.より作成
【図終わり】
【10ページ図 図3.喉頭がんの治療の選択(T2)】
日本頭頸部癌学会編.頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版.2022年,金原出版.より作成
【図終わり】
【11ページ図 図4.喉頭がんの治療の選択(T3)】
日本頭頸部癌学会編.頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版.2022年,金原出版.より作成
【図終わり】
【12ページ図 図5.喉頭がんの治療の選択(T4a)】
日本頭頸部癌学会編.頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版.2022年,金原出版.より作成
【図終わり】
【12ページ図 図6.喉頭がんの治療の選択(導入化学療法)】
日本頭頸部癌学会編.頭頸部癌診療ガイドライン 2022年版.2022年,金原出版.より作成
【図終わり】