喉頭がんでは、T期では30〜33回、U期以上では35回(1日1回の治療を6〜7週間)の治療を受けます。リンパ節を治療の範囲に含むかどうかは、がんの部位によって異なります。
T期U期の早期の声門がんの場合は、1回の照射量を増やし、回数を減らした治療(加速照射法)が行われることがあります。
また、強度変調放射線治療(IMRT)という方法での治療も行われます。IMRTは、正常な細胞への照射を最小限にできるため、放射線をあてる範囲が広い場合でも副作用の軽減が期待できます。
なお、正確に放射線をあてるため、治療中は体が動かないようにする固定具(シェル)を使用します(図7)。
【14ページ図 図7.頭頸部固定用のシェル装着の様子】
【図終わり】