喉頭がんは、喉頭に発生するがんで、頭頸部がんの1つです。発生するがんの種類(組織型)はほとんどが扁平上皮がんです。がんができる場所によって、「声門がん」「声門上部がん」「声門下部がん」の3つに分けられています。この中で最も多いのは声門がんで全体の約70%を占め、次いで声門上部がんが25%、声門下部がんが5%となります。
喉頭がんの中でも声門がんは頭頸部の他の部位のがんと比べて、転移することが少ないです。一方で、声門上部がんと声門下部がんは周辺のリンパ液の流れが豊富なため、リンパ節に転移しやすいという特徴があります。