4−2 手術(外科治療)

CIN3、AIS、およびI〜U期の子宮頸がんに対する治療法です。がんの広がりに応じて、VC期でも手術を検討することがあります。がんの広がりにより、子宮頸部の一部または子宮全部を切除します。卵巣と卵管は、年齢や病状に合わせて切除するかどうかを決めます。切り取った組織を顕微鏡で詳しく調べてがんの広がりを診断し、手術後の治療方針を決めます。

前がん病変に対する単純子宮全摘出術では、腹腔鏡ふくくうきょう下手術も広く行われています。子宮頸がんに対する腹腔鏡下手術も一部保険適用になっていますが、実施可能な病院は限られています。

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