子宮頸がんの手術の合併症には、腸閉塞などがあります。
腸閉塞は、腸の炎症による部分的な癒着(本来はくっついていないところがくっついてしまうこと)などによって、腸管の通りが悪くなる状態のことをいいます。便やガスが出なくなリ、おなかの痛みや吐き気、嘔吐などの症状が出ます。多<の場合、食事や水分を取らずに点滴をしたり、胃や腸に鼻からチューブを入れて胃液や腸液を出したりすることなどで回復しますが、手術が必要になることもあります。
このほか、手術後に起こりうる日常生活への影響としては、排尿のトラブル、便秘があります。また、リンパ節を切除した場合にはリンパ浮腫(足や下腹部のむくみ)、卵巣を切除した場合には卵巣欠落症状(更年期障害と同様の症状)などが起きることもあります。