3−4 CT検査

がんの存在や広がりを見たり、リンパ節やほかの臓器への転移を確認したりするための検査です。X線を体の周囲からあてて、体の断面を画像にします。短時間でがんの位置や形を細かく映し出すことができます。より詳しく調べるために造影剤を使う場合もあります。

膀胱がんで行われるCT尿路造影(CTウログラフィー)は、腎盂、尿管、膀胱の尿路全体を3次元データの画像にして見ることができる検査で、膀胱のほかに上部尿路(腎盂と尿管)にがんがあるかどうかを調べます。また、がんが膀胱の筋層に及んでいる可能性がある場合には、転移がないか確認するため、全身のCT検査も行います。

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