TURBTによって筋層非浸潤性膀胱がんと診断された場合、膀胱の中に細胞障害性抗がん薬やBCG(ウシ型弱毒結核菌)を注入する膀胱内注入療法を行います。薬の種類や回数、期間はリスク分類などによって検討します。上皮内がん(CIS)以外の高リスクの筋層非浸潤性膀胱がんでは、2回目のTURBTを行うことがあります。また、BCGなどの膀胱内注入療法に効果がみられなかった場合には、膀胱全摘除術を行うこともあります。
【12ページ図 図5.筋層非浸潤性膀胱がん(0期・I期)の治療の選択】
【図終わり】
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