●リハビリテーション医療を受けてよりよい生活を送りましょう
がんになると、がんそのものによる痛みや食欲低下、息苦しさ、だるさによって今まで通り動けなくなったり、手術や薬物療法、放射線治療などを受けることによって身体機能が落ちたり、損なわれたりすることがあります(表1)。
【表1.がんのリハビリテーション医療の対象と種類】
【表終わり】
このような状況では、日常生活に支障を来し、家事や仕事、学業など社会生活への復帰が難しくなり、生活の質が著しく低下することがあります。しかし、がんになっても、日常生活を維持し、本人が望むその人らしい生活を送ることは可能です。2ページそのために欠かせないのがリハビリテーション医療です。がんと診断された直後はさまざまな不安もある時期ですが、主治医と相談しながらリハビリテーション医療を受けることが勧められます。いつの時期からでも始められますが、なるべく早い時期から開始することが勧められています。