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院内がん登録支援ソフトの提供

更新日:2015年12月16日 [ 更新履歴 ]
更新履歴
2015年12月16日 がん登録・統計サイトに移動しました。
2015年11月09日 更新しました。
2006年10月01日 掲載しました。

■Hos-CanR Plus 院内がん登録支援ソフト

2012年5月23日より、院内がん登録システム「Hos-CanR Plus」を無料配布しています。
Hos-CanR Plusは「がん診療連携拠点病院 院内がん登録標準登録様式 登録項目とその定義 2006年度版修正版」(以下、2006年度版修正版)に準拠した院内がん登録支援ソフトで、2008年からのがん治療解釈の変更、2012年からのUICC TNM第7版への変更などにも対応しております。

Hos-CanR Plusでは、「Microsoft SQL Server」での動作とし、その機能向上と安定化を図っています。施設の費用負担を考え、SQL Serverについては無償版のSQL server express editionをインストール(導入)時に自動導入できるようにいたしました。なお、DPCでの E/Fファイル等を情報源とした対象見つけ出ツールCasefinder Plus、UICC TNM第7版に対応したステージ変換支援ツールCanStage Plus、予後調査支援ツールCanTrace Plus、病歴管理ツールCanAdams(仮称)などの機能拡張・開発を進めており、平成24年度中の公開を準備しています。

なお、すでにサポートを正式には中止しているHos-CanR ver2.5(2008年公開)以前のバージョン(Hos-CanR ver.2.1(2007年公開)、Hos-CanR ver.2.0(2005年公開)、basic ver.1.0(2003年公開)など)からの移行はできませんので、それらのユーザーはまず、ver.3.0への移行を行った後、さらにPlusに移行していただきたく存じます。
本システムに関しては場合によりコンピュータシステムの専門家の支援が必要になることがあります。

■システムの概要

1.「Hos-CanR Plus」について

Hos-CanR Plusは、標準登録様式に基づく院内がん登録を支援するために、厚生労働科学研究「第3次対がん10か年総合戦略研究」およびがん研究開発費の補助を受け開発されました。
従来のHos-CanRと同様、2006年度版修正版に対応しており、以下の特徴があります。
1) SQL server上で稼働し、システムの安定化を図っております。
導入時にMicrosoft(R) SQL Server(R) 2008 R2 Express(無償版)が自動的にインストールされますが、既に有償版をお使いの施設においては有償版がそのままご利用いただけます。このSQL serverの動作には、特別なサーバー機の導入は不要で、比較的新しいパソコン(おおむねWindows Vista以降)であれば、実用上、問題ないことを確認しております。
また、SQL serverを用いることで、バックアップも自動的に、安全に、安定して行えるようになりました。
2) 要望の強かった独自項目の設定が行えるようになっています。
独自項目については、本体登録票と連動した別の登録票で動作するように設定されており、バージョンアップなどの際にも影響が出ないように構成されています。
この独自項目・登録票を用いることで、施設内に限定した利用が図れる他、将来的には院内がん登録全国集計の特別調査や臓器がん登録などへのデータ提供に対応した登録票を国立がん研究センターから提供していく予定です。
3) 外部システムとのデータ授受のインターフェイスを確立しました。
このデータ授受インターフェイスのコマンドや仕様を、詳細なマニュアルの形で公開しています(システムお申し込みの後、閲覧が可能です)。この機能を用いることで、電子カルテなどの病院情報システムやその他のデータベースから、インターフェイス仕様で定められた書式のファイルをディスク上の定められた場所におくことで、Hos-CanR Plusのデータの読み出し、書き込みが可能となります。病院情報システムにある氏名・住所等の患者基本データなどは、この機能を用いて移行でき、また、ベンダー側の対応があれば、登録された情報を電子カルテの端末などから参照することも可能です。
4) UICC TNM分類第7版に対応した選択肢の採用の他、必要な対応を行っており、今後予定されるICD-O3の改訂も視野にデータベースの拡張を行っています。

2.「Casefinder Plus」について

Casefinder Plusは、ケースファインディング(登録候補見つけ出し)作業を支援するシステムです。登録候補の見つけ出し(casefinding)とは、腫瘍の診断・治療が行われたと思われる症例を見つけ出す作業です。この作業を登録作業工程に加えることにより、登録漏れ症例の把握、外来症例の登録等を効率的に行うことができます。

Casefinder Plusは、電子カルテなどの病院情報システムから来院情報や病名、検査情報などを受けとり、その経過をリストアップして、登録の対象かどうかの判断を支援します。従来、この病院情報システムからのデータ作成はシステムベンダーに依頼することになり、それなりのコストがかかっておりました。既存のCasefinderが稼働している施設においては、従来通りの動作は可能ですが、新規で導入する施設の状況も配慮して、年内にはシステムベンダーの対応がなくてもDPC用のE/Fファイルなどからこの作業が可能となる機能を実装する予定です。

3.「CanStage Plus」について

CanStage Plusは、UICC TNM分類、学会・研究会の定める癌取扱い規約分類、地域がん登録で必要とされる進展度(臨床進行度)の3つの分類を、詳細情報の入力により自動算出するプログラムです。UICC第7版で定義されている部位のうち、当面は主要5部位に対応したものを公開し、年内に全部位について対応の予定です。

このツールでは入力画面に必要情報を入力することにより、自動的に3つの病期を計算して、Hos-CanR Plusに受け渡します。

また、この詳細な入力情報についても検索が可能で、今後、この情報を用いた抽出/検索機能をHos-CanR Plus本体側に実装することを予定しており、臓器がん登録情報の一部をこのCanStage Plusで入力/保管することが可能となります。

4.「生存確認調査ツール」について

生存確認調査ツールは、自治体照会(役場照会)を行うために必要なサポートを行います。その動作は、Hos-CanR Plusの予後情報に登録された情報を基本に、
(1) 施設内における最新の医事データ(来院情報、最新現住所など)や死亡退院情報などから調査対象症例を絞り込み、住民票照会を依頼する市区町村の住民課への仕分けを行う。
(2) 各市区町村役場に発送した照会に対する回答の結果を登録する。
(3) 得られた最新の予後情報データをHos-CanR Plusに受け渡しを行う。
というものです。
なお、現在のバージョンは、定期的な生存確認調査に加えて、各診療科などから依頼された生存確認調査にも対応できますが、本籍地照会や死因調査は対応しておりませんので、ご注意ください。

■Hos-CanR Plusにおける独自項目の扱い

Hos-CanR Plusでは、独自項目を別の登録票として保持でき、Hos-CanR Plus単体で独自項目を保管することができますが、外部のソフトウェアとの連携機能を強化する観点から、Filemaker Pro (ver8.0以降)とHos-CanRの内部データと連係できる機能も外部ソフトウェアのモデルとして提供しております。この機能を用いますと、Filemaker Proのデータベースを元に、自由度の高い項目の追加や内部演算なども可能となります。
このFilemaker Pro上のソフトウェアはあくまで、Hos-CanR Plusの持つ外部データベースとの連携機能の検証モデルおよびサンプルプログラムとして、開発・頒布するものですので、本ソフトウェアの使用によるデータ破損などの障害を含め、当室としては一切責任を負いませんので、その点もご留意ください。

■Hos-CanR Plusの登録票と2006年度版修正版との関係

院内がん登録における標準的な登録様式については、2005年11月から2006年3月の間「院内がん登録のあり方に関する検討会」で検討が行われ、2006年3月31日生活習慣病対策室長通知にて、「がん診療連携拠点病院で実施する院内がん登録における必須項目の標準登録様式」として、いわゆる『必須項目』が定められました。 Hos-CanR Plusの登録票は、標準登録様式2006年度版修正版における標準項目に基づいて作成されており、この標準項目を登録していただくことで、自動変換で必須項目を導出するように設計されています。必須項目のみの登録、あるいは必須項目の手動入力については、品質管理がほとんどできないことなどの理由から、対応しておりません。

■システム配布

本システムの著作権は、国立がん研究センターに帰属します。利用者の自己責任・無保証であることを前提に自由にご利用いただけます。国立がん研究センターがん対策情報センター がん統計研究部 院内がん登録室への申し込みにより、無料で提供いたします。なお、申し込みは医療機関に限ります。

推奨マシンスペック
オペレーティングシステム Windows XP SP3以上
Windows Server2003 SP2以降
Windows Server 2003 R2 SP2以降
Windows Vista SP2以降(32bit・64bit)
Windows Server2008 SP2以降
Windows Server2008 R2
Windows 7(32bit・64bit)
Windows 8、Windows 8.1
物理メモリサイズ 512MB以上
システムドライブ(C:)容量 2GB以上
インストール先ドライブ(C:)容量 2GB以上


Hos-CanR Plus申し込み
Hos-CanR Plus申し込み 申し込みフォーム

※今後、Hos-CanR Plusでは、全国がん登録届出項目が出力できる機能にバージョンアップを行う予定ですので、Hos-CanR Liteをご利用していただく必要はございませんのでご注意ください。

生存確認調査ツール
生存確認調査ツール申し込み 申し込みフォーム
※生存確認調査ツールはバージョンアップはしておりませんのでご了承ください。

■お問い合わせなど

本システムの使用中、明らかなシステム上の不具合(バグ)と考えられる現象に気づかれました場合は、国立がん研究センターがん対策情報センター がん統計研究部 院内がん登録室までお知らせください。ただし、個別にカスタマイズされた結果として起こりうる不具合については、一切対応いたしませんので、ご了承ください。

Hos-CanRに関するよくある質問などについては、以下のページに掲載しております。

院内がん登録支援(国立がん研究センターがん対策情報センター がん統計研究部 院内がん登録室)
お問い合わせ先
国立がん研究センターがん対策情報センター がん統計研究部 院内がん登録室
〒104−0045 東京都中央区築地5−1−1
TEL:03−3542−2511(ext.1624)
FAX:03−3547−8584

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