国立がん研究センター がん情報サービス ganjoho.jp 用語集

エストロゲン

えすとろげん
主に卵巣でつくられる女性ホルモンで、卵胞ホルモンとも呼ばれます。女性らしい体つきの形成や肌のハリを保つ働きがあり、また、子宮内膜を増殖させて妊娠の準備を整えたり、骨密度や血管の健康を維持したりするなど、体のさまざまな機能に関わっています。
例えば、乳がんの約7割はこの女性ホルモン受容体をもっており、エストロゲンの影響を受けて増殖します。このようなホルモン感受性のがんに対しては、がん細胞がエストロゲンを取り込むのを妨げる薬剤を用いたホルモン療法が効果的な場合があります。
更新・確認日:2025年11月18日 [ 履歴 ]
履歴
2025年11月18日 内容を確認し、更新しました。
2020年10月19日 掲載しました。
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