再建手術
さいけんしゅじゅつ
がんの手術で切り取った臓器や器官を新たにつくり直すことです。再建手術には大きく分けて2つの種類があります。1つは生きていく上で必要な機能を維持するための手術で、もう1つは外見上の変化を補うための手術です。前者は、胃がんで胃の一部を切除したあと、残った胃と十二指腸をつなぎ合わせて食べ物の通り道をつくる胃再建術などがあります。後者は、乳がんで乳房を切除したあと、自家組織(自分の体の一部)やシリコンなどの人工物を用いて、形が変わったあるいは失われた乳房をできる限り取り戻す乳房再建術などがあります。